米国のハイテク成長株に集中投資できるFANG+(ファングプラス)。Meta、Amazon、Apple、Google(Alphabet)、Microsoft、NVIDIAなど、世界を牽引するテック企業10社で構成されるこの指数は、2025年現在も高い注目を集めています。
FANG+の構成銘柄と特徴
FANG+は以下の10社で構成されています(2025年最新版):
- Meta Platforms(旧Facebook)
- Amazon.com
- Apple
- Microsoft
- Alphabet(Google)
- NVIDIA
- Netflix
- Broadcom
- ServiceNow
- CrowdStrike
これらはすべて情報技術や通信サービス分野に属しており、AI、クラウド、半導体などの成長テーマに強く関連しています。構成銘柄は均等ウェイトで投資されるため、特定企業への偏りが少ないのも特徴です。
詳しい構成銘柄の分析は、こちらの記事でも紹介しています。
2025年のパフォーマンスと他指数との比較
2025年5月末時点での1年間の騰落率は以下の通りです:
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- FANG+:+21.5%
- S&P500:+4.8%
FANG+は他の主要インデックスを大きく上回るリターンを記録しており、特にNetflix(+88.2%)やBroadcom(+84.4%)の成長が目立ちます。
このような高成長の背景には、AIやクラウド分野の需要拡大があり、今後も技術革新による成長が期待されています。
今から投資するのは遅いのか?
結論から言えば、「遅い」とは言い切れません。ただし、以下の点に注意が必要です:
- 金利動向:高金利環境では成長株が割高に見られやすく、調整局面が起こりやすい。
- AIブームの調整:2023年の急騰後、2024年には一部で調整が入りました。
- 地政学リスク:米中関係や規制強化が一部銘柄に影響を与える可能性があります。
これらのリスクを踏まえ、短期的な値動きに左右されず、5〜10年の長期視点での投資が推奨されます。
おすすめの投資戦略
FANG+への投資は、以下のような戦略が現実的です:
- 一括+積立のハイブリッド戦略:例えば200万円を「70万円一括+70万円調整時+60万円積立」に分ける。
- 分散投資:FANG+だけでなく、S&P500やオルカンなどと組み合わせてリスクを分散。
- 為替リスクの管理:ドル円相場の変動もパフォーマンスに影響するため、定期的なチェックが必要。
この戦略の詳細は、こちらの記事でシミュレーション付きで解説されています。
資金流入の減少はチャンスか?
2024年以降、FANG+への資金流入は一時的に減少しましたが、これは「売り逃げの合図」ではなく、「ポートフォリオ見直しのタイミング」と捉えるべきです。
構成企業の成長性は依然として高く、金利が下がれば再び資金が戻る可能性もあります。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
まとめ:FANG+は今からでも魅力的か?
FANG+は値動きが激しい一方で、成長性の高い企業に集中投資できる魅力的な指数です。今からの投資でも十分にリターンを狙える可能性がありますが、リスク管理と分散戦略が重要です。
「FANG+はやめとけ」と言われる理由については、https://blognaotsun.com/fangplus-risk/も参考にしてください。
最終的な判断は、あなたのリスク許容度と投資期間に応じて行いましょう。変化の中にこそチャンスがあります。