毎月分配型投資信託、アライアンス・バーンスタインの予定分配金提示型は買っても良いのか?

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30代会社員のなおつんです。

このブログでは30代会社員の悩みを同じ会社員へ向け共有し、今日よりも明日へ一歩前進できるような記事を書いています。

今回は毎月分配型投資信託の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 予定分配金提示型」というファンドについて解説します。

もともと「毎月分配型投資信託」は、長期運用においては買っていはいけないファンドとされていますが、この中でも特に「予定分配金提示型」というファンドが最近話題になっているため、このファンドは買っても良いのかという事についても合わせて解説していきます。

私はこのブログで資産運用の実績も公開しているので、気になるん人はぜひ他の記事もご覧ください。

アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信の概要

「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」は、もともと2006年5月に誕生したファンドですが、このファンドは為替ヘッジありのAコースと為替ヘッジなしのBコースの2種類のファンドが存在していました。

この2種類のA・Bコースのファンドは、年間2回の分配金を出すファンドとしてそれなりに人気の高いファンドでしたが、これに加えて2014年9月に追加されたファンドが、毎月分配型で「予定分配金提示型」を謳うCコースとDコースです。

それぞれの違いをまとめると、以下のようになります。

これらのファンドは米国のS&P500株価指数をベンチマークとしてアクティブ運用されているファンドで、大きな違いは為替ヘッジの「あり」と「なし」の違いと、決算月が「年2回」か「毎月」かの違いです。

年2回の決算であるA・Bコースは6月と12月に分配金が支払われ、C・Dコースは毎月決算であるため毎月分配金が支払われるという仕組みです。

 

設定来からの基準価額の推移とS&P500株価指数の比較

Cコース(為替ヘッジあり)とDコース(為替ヘッジなし)が誕生した時からの基準価額のチャートは以下の通りです。どちらもベンチマークとなるS&P500株価指数を比較しています。

AB・米国成長株投信Cコース(為替ヘッジあり) 予想分配金の基準価額チャート

AB・米国成長株投信Dコース(為替ヘッジなし) 予想分配金の基準価額チャート

C・Dコースどちらも分配金を入れた時の基準価額で比較していますが、長期間の運用においてはS&P500株価指数に負けてしまっている事が分かります。

「予定分配金提示型」の投資信託とは

「予定分配金提示型」の投資信託とは、毎月支払われる分配金が基準価額によって決まるファンドの事です。

今回解説しているアライアンス・バーンスタイン米国成長株投信のCコースとDコースは、予定分配金提示型のファンドであるため、毎月の決算日である15日の前日の基準価額に応じて以下の分配金を支払う事になっています。

上記の分配金は1万口に対して支払われるもので、ここから税金が差し引かれて支払われます。

例えば2021年9月2日現在のCコースの基準価額は12,800ですので、決算日の前日に1万口を保有していれば300円の分配金(税引前)が貰えるという事になります。

このように基準価額の上下によって支払われる分配金が変化するファンド事を「予定分配金提示型」といいます。

自分の貰える分配金の額が計算しやすいというメリットや、資金をもっと集める事で基準価額が上がることでもらえる分配金も増えるという特徴があります。

CコースとDコースの基準価額と過去の分配金推移

各コースに過去どのくらい分配金が支払われたのかの推移を表したのが以下のグラフです。

AB・米国成長株投信Cコース(為替ヘッジあり) 予想分配金の基準価額と分配金の推移

AB・米国成長株投信Dコース(為替ヘッジなし) 予想分配金の基準価額と分配金の推移

上記のグラフから基準価額に連動して分配金が支払われている事が分かります。

「予定分配金提示型」のファンドは買っても良い?

アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信の予定分配金提示型は、基準価額に連動して分配金の額が決まるという非常にユニークな商品ですが、長期運用で考えるとS&P500株価指数に負けているためおすすめは出来ません。

基準価額が上がって分配金を多くもらうためには、投資家からより多くの資金を集める事が必要ですが、分配金を支払う事で基準価額は下落するので、結局自分のお金が自分に返ってくるという現象が起きてしまいます。

目論見書抜粋

つまり、基準価額によって分配金が多く支払われても、そのお金の元を辿ると自分の資金になるというイメージなので、投資によって増えたとは言い難い状況です。

さらに、分配金を受け取る時には20.315%の税金も発生する事や、信託報酬が1.727%と高コストのファンドである事も無視できない要因となっています。

長期的に優秀な成績を出しているファンドは分配金が出ない商品が多くありますが、この理由は運用によって得られた利益をファンド内で再投資する事により雪だるま式に資産を増やしています。

当然、分配金が支払われないと税金も発生しないので長期運用においては、分配金は必要ないと思っている投資家も多いです。

これらの事から、アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信の予定分配金提示型のファンドを購入するのであれば、短期的な分配金目当てで購入するのが良いかと思います。

 

まとめ

アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信の予定分配金提示型の特徴をおさらいします。

① 予定分配金提示型は基準価額によって分配金の金額が決まる
② 長期運用では分配金を含めてもS&P500株価指数に負ける
③ 信託報酬が1.727%と割高である

これらの事を踏まえてこのファンドに投資するかどうかの判断をしてもらえればと思います。

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ぜひ興味があれば別の記事を読んでいただきお役に立てればと思います。

なおつん Lv.若手平社員

30代会社員のなおつんです。
このブログでは30代会社員の悩みを同じ会社員へ向け共有し、今日よりも明日へ一歩前進できるような記事を書いています。

私は製造業(メーカー)の営業系の部署で働いており、年に数回海外出張もします。

個人投資家として様々な投資案件もチャレンジしてFIREを目指して奮闘中です。
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