脱炭素社会の実現を目指して「アムンディ 環境・気候変動対策ファンド」

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30代会社員のなおつんです。

脱炭素社会やカーボンニュートラル達成に向けて世界的な動きが活発になっている事で、投資家の間で人気が高まっている「アムンディ 環境・気候変動対策ファンド(愛称:グリーン・ワールド)」という投資信託が2021年4月に誕生しました。

今回はこのファンドの特徴や成績などを解説していきたいと思います。

私はセミリタイヤを目指して活動し資産運用の実績を公開しているので、興味がある方はぜひ関連記事もご覧ください。

「アムンディ 環境・気候変動対策ファンド」の概要

「アムンディ 環境・気候変動対策ファンド(愛称:グリーン・ワールド)」は、アムンディ・ジャパン株式会社から2021年4月に誕生した、投資を通じて環境や気候変動などの社会問題の解決に取り組む企業への投資を行うファンドです。

近年は「脱炭素社会」や「カーボンニュートラル」という地球規模の問題について、先進国をはじめとした全世界で取り組みましょうという風潮が強まっています。

製品やサービスを生産し続ける企業は、その生産過程で多くのCO2などを排出している事から、これを減らす取り組みが求められています。

このような社会的な課題に取り組む企業へ投資をする「アムンディ 環境・気候変動対策ファンド」は、以下のような特徴があります。

ファンド名:アムンディ 環境・気候変動対策ファンド(愛称:グリーン・ワールド)
運用会社名:アムンディ・ジャパン株式会社
販売会社:大和証券

主な投資先:国内外の株式
純資産総額:427億円(2021年11月現在)
為替ヘッジ:なし

設定日:2021年4月9日
決算頻度:年2回(3月、9月)
購入時手数料:3.3%(税込み)

信託財産留保額:なし
実質信託報酬:1.8855%(税込み)

このファンドはファミリーファンド方式という方式で運用しており、「アムンディ 環境・気候変動対策ファンド」を通じて各マザーファンドに投資する事になります。

このファンドの実質的な投資先は、全世界の企業の中でも積極的に環境問題などに取り組んでいる会社の株式となります。

いまのところこのファンドを購入出来る証券会社は大和証券のみとなっています。

 

また、このファンドは「為替ヘッジなし」なので、為替の変動が運用成績に影響をあたえます。

 

対象となるマザーファンドの概要

アムンディ 環境・気候変動対策ファンドが投資を行うマザーファンドは以下のようなものがあります。

1、Amundi Funds グローバル・エコロジー・ESG 
ファンドの形態:ルクセンブルク籍会社型投資信託(ユーロ建)
投資目的:世界各国の環境関連企業の株式に投資し、中長期的な資産の成長を目指します。
運用会社:アムンディ・アイルランド・リミテッド
信託報酬:年率0.60%以内
2、CPR Invest – クライメート・アクション
ファンドの形態:ルクセンブルク籍会社型投資信託(ユーロ建)
投資目的:気候変動の影響を抑制することに責任を持って取り組み、ESGの評価で一定の水準を満たす日本を含む世界の企業の株式に投資し、長期的(最低5年)に世界株式市場をアウトパフォームする事を目的とします。また、国連の定める持続可能な開発目標(SDGs)の気候変動に関する目標に適合する事を目的とします。
運用会社:CPRアセットマネジメント
信託報酬:年率0.62%以内
3、KBI Funds ICAV – KBI ウォーター・ファンド
ファンドの形態:アイルランド籍会社型投資信託(米ドル建)
投資目的:水関連企業の株式に投資を行い、信託財産の成長を目指します。
運用会社:KBIグローバル・インベスター・リミテッド
信託報酬:年率0.62%以内
4、KBI Funds ICAV – KBI エナジー・ソリューション・ファンド
ファンドの形態:アイルランド籍会社型投資信託(ユーロ建)
投資目的:エネルギー関連企業の株式に投資を行い、信託財産の成長を目指します。
運用会社:KBIグローバル・インベスター・リミテッド
信託報酬:年率0.62%以内
5、KBI Funds ICAV – KBI グローバル・サステナブル・インフラストラクチャー・ファンド
ファンドの形態:アイルランド籍会社型投資信託(ユーロ建)
投資目的:インフラストラクチャー関連企業の株式に投資を行い、信託財産の成長とS&P グローバル・インフラストラクチャー・インデックス※をアウトパフォームする事を目指します。
※S&P Dow Jones Indices LLCの登録商標です。
運用会社:KBIグローバル・インベスター・リミテッド
信託報酬:年率0.67%以内
直近の運用成績は?

「アムンディ 環境・気候変動対策ファンド」の直近の成績についてですが、設定来から2021年11月までの基準価額のチャートは以下のようになっています。

このファンドが誕生した2021年4月から2021年11月現在までで、資産が約1.1%(分配金込み)となっています。

分配金は2021年9月に初めての分配金として200円が支払われています。

純資産額も約60億円からはじまり、順調に伸び続けて現在は427億円を超えています。

 

「アムンディ 環境・気候変動対策ファンド」の総評は?

「アムンディ 環境・気候変動対策ファンド」はアクティブ・ファンドに分類されます。

アクティブ・ファンドは長期的な視点で見るとインデックス・ファンドに運用成績が負けるという研究データがあるので、このファンドを購入する場合は長期的な運用には向かないと言えそうです。

一番の懸念点は「販売手数料」や「信託報酬」などの運用手数料が、他のインデックス・ファンドと比較しても高い事です。

上のグラフは、2つの同様のファンドの信託報酬の差がどのくらい運用成績に影響を与えるのかを比較したグラフですが、長期間で運用すればするほど運用コストの差が成績に響いてきます。

アムンディ 環境・気候変動対策ファンドは、全世界の株式に投資するファンドですが、アメリカを代表する指数「S&P500」と比較してもこのファンドの成績は振るわない事を考えると、長期運用の場合は大人しくインデックス・ファンドを購入した方が良さそうです。

投資の目的はお金を増やす事なので、、、

「投資を通じて社会問題を解決する」「AIで次世代の未来を切り開く」などの謳い文句で新しいファンドが次々と生まれています。

また、最近では仮想通貨や暗号資産の市場が活発なので、これに関連したファンドやETFなどが誕生する事も予想されます。

しかし、どんな魅力的なファンドが誕生しようとも、投資家として一番気にしなければいけないのは「どのくらい儲かるのか?」という点です。

こういう事を言うと「環境問題の事を考えずに、お金儲けの事ばかり考えるなんて守銭奴だ!」と思われるかも知れませんが、私自身は全く逆で投資活動において儲けを出す事こそが社会課題の解決になると考えています。

その理由は、価値のある商品やサービスを生む企業に投資をすると、その企業に多くの資金が集まり、さらに素晴らしい商品・サービスを生み出す事が出来るからです。

例えばスマートフォンを例に挙げると、今や誰でも使いこなしているスマートフォンを作る事が出来たのは、多くの投資家によって資金が企業に集められ、この企業が優秀な人材を雇ったり、設備投資を行う事が出来たからです。

環境問題においても同じことで、本当に価値のある企業に自然とお金が集まるというのが資本主義の仕組みと考えると、あまり儲からないファンドというのは、社会的な価値が低い企業への投資だったという結果論で語る事が出来ます。

つまり社会に価値を提供しお金儲け出来る企業が、さらにお金を集めて設備投資や人材育成に力を入れる事でもっと良い商品、ひいては社会に役に立つ企業として生き残る事が出来るという結果となります。

そう考えると「環境問題」や「AI」「5G」などの一見して目新しく魅力的なファンドというのは、広告の魅力などではなく「どのくらいリターンがあるのか」という視点で考えて判断せざるを得ないというのが私の考えです。

まとめ

今回紹介した「アムンディ 環境・気候変動対策ファンド」は、環境や気候変動の対策など、社会問題に積極的に取り組みをしている企業へ投資が出来るファンドです。

このファンドが誕生してから現在までの生成で見ると、インデックス・ファンドの方が成績が良いと推測できます。

この理由としては、購入時手数料や信託報酬など、投資家が負担する手数料が一般的なインデックス・ファンドと比較しても高いという事です。

このブログでは会社員や学生さんの役に立つ情報や考え方を発信しています。

興味があればぜひ別の関連記事を読んでいただきお役に立てればと思います。

なおつん Lv.若手平社員

30代会社員のなおつんです。
このブログでは30代会社員の悩みを同じ会社員へ向け共有し、今日よりも明日へ一歩前進できるような記事を書いています。

私は製造業(メーカー)の営業系の部署で働いており、年に数回海外出張もします。

個人投資家として様々な投資案件もチャレンジしてFIREを目指して奮闘中です。
会社員や投資家の方にとって有益な情報を発信しています。

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