経産省お墨付き!株価上昇期待のDX銘柄

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30代会社員のなおつんです。

このブログでは30代会社員の悩みを同じ会社員へ向け共有し、今日よりも明日へ一歩前進できるような記事を書いています。

私は製造業(メーカー)の営業系の部署で働いている傍ら、個人投資家として株や投資信託を保有しながら様々な投資案件にも挑戦しています。

 

今回は経済産業省が2020年8月25日に発表したDX銘柄35社の中からグランプリに輝いた企業2社の直近の業績と財務状況を比較したいと思います。

DX企業とは

そもそもDX企業とはどんな企業の事をいうのか経済産業省によると、

企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。

「DX」は「デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)」の略で、英語だと「Trans」という単語を「X」だけに省略するため、一般的に「DX」といわれるようです。

 

少し漠然としているので、DXのイメージをもう少し分かりやすく言うと、デジタル技術の変革によって人々の生活をより便利で豊かにするという概念の事をいいます。

「DX企業」はこの技術変革を推進し既存の価値観に囚われない新しい製品やサービスを生み出す時代の最先端を行く企業といえるでしょう。

今回、経済産業省によって選出された「DX企業」は選定において以下の基準も設けられています。

アンケート調査回答・ROE(自己資本利益率)のスコアが一定基準以上であること
評価委員会による取組評価が一定基準以上であること
重大な法令違反等がないこと
なおつん(左)
なおつん

DXの推進に積極的+優良企業であることが選定の条件のようです。

 

選ばれたDX銘柄35社とグランプリ2社

今回、DX銘柄として経済産業省に認定された企業は以下の通りです。

経済産業省のページから抜粋

この35社の中でも特に「デジタル時代を先導する企業」として選ばれた2社が「株式会社小松製作所」と「トラスコ中山株式会社」です。

この2社について詳しく知るために直近の四半期報告書などを見ながら優秀な企業の実態を見ていこうと思います。

 

DX銘柄グランプリの業績比較

 

株式会社小松製作所

「コマツ」のトラクターやブルドーザーなどの建設機械を建設現場などで見かける事も多いと思いますが、これらを製造販売している企業が「株式会社小松製作所」です。

創業は1921年に石川県小松町に㈱小松製作所として設立し、現在では東京都港区に本社を置く日本を代表する大企業です。

コマツは日本だけでは無くグローバルな企業として海外にも積極的に進出し、2019年度決算の全体の売上高のうち地域別の割合を比較すると、日本国内は16.2%なのに対し、米州で約38.9%、中国を含むアジア・オセアニアで24.9%、欧州で14.7%と米州をはじめとする海外の比率の方が高くなっています。

直近の四半期の業績は以下の通りです。

新型コロナウイルスの影響によって北米、欧州、アジアを中心に需要が減少したため、前年同期比と比べて減収減益となっています。

日本では政府の緊急事態宣言によって民間工事の停滞や営業の制限があったものの、他の地域と比較すると影響は小さいとしています。

逆に影響が大きかったのは、米州と欧州で需要そのものが落ち込んだことや、円高になった事が業績に影響を与えています。

建設業界は景気に敏感である事やグローバルな企業である事がリスクとして認識しておく必要があります。

 

その一方で財務状況としては自己資本比率が48.2%と高く、流動比率は169.6%を維持している事から財務的に見ても非常に優秀といえます。

経済産業省がDX銘柄の選定基準のひとつとしている「ROE(自己資本利益率)」も2019年度の決算では多少の落ち込みはありましたが6.8%となっています。

2018年度の決算ではROE 18.7%と非常に高い数字になっていたのでDX銘柄に相応しい優良企業といえます。

コマツのデジタルトランスフォーメーションの取り組みとしては、建設現場向けに「スマートコンストラクション」と銘打った工事の施工計画からタスクなどを自動で可視化する仕組みを取り入れをして目指しています。

これにより作業現場から得られる様々な情報をデジタル化して横展開することで、施工全体の自動化・最適化を向上させる事が出来るとしています。

↑株式会社小松製作所の統合報告書の資料から抜粋

 

なおつん(左)
なおつん

PDCA(Plan, Do, Check, Action)のサイクルの速度が一段と加速されて現場の効率化が図れそうです。

 

トラスコ中山株式会社

DX銘柄2020グランプリの2社目は「トラスコ中山株式会社」です。

昭和34年(1959年)に中山機工商会として大阪市天王寺区に創業したのが始まりで現在では東京都港区に本社があります。

子会社2社と関連会社2社から構成されており、これらの会社から切削工具、生産加工用品、工事用品、作業用品、ハンドツールなど様々な工具類を仕入れをして自社の流通ルートで販売を行う卸売業を営む会社です。

なおつん(左)
なおつん

簡単にいうと工具などを扱う商社ですね。

 

ちなみに「トラスコ」の社名は「信頼」という意味の”Trust”の”TRUS”と「企業」という意味の”Company”の”CO”をつなげた「TRUSCO」という造語からなっています。

直近の業績は以下の通りです。

こちらも直近3カ月の決算は減収減益の結果となりました。

新型コロナウイルス感染拡大によって世界中の工場が一時的に操業停止になったり生産調整が入るなどの事態を引き起こした事で要因としています。

売上の大部分を占めるファクトリールート(製造業、建設関連業等向け卸売)は、基幹システムのリニューアルを行い、「見積りの自動化」「売れ筋商品の自動在庫化」により、販売先にとって更に利便性の高い仕組みを導入しましたが、企業の設備投資の減少した事により売上高も低下しています。

 

財務状況の視点で見ると、自己資本比率が63.4%と非常に高く、流動比率256.4%とどちらも優秀な結果となっています。

2029年度決算時点の自己資本利益率は7.5%と卸売業としては平均的な数値で特別高くはありませんが、単に純資産と純利益の比較の数値なのでこれが低ければ優良企業ではないとは一概に言えません。

自己資本比率と流動比率が高い事を見ると十分に優秀な企業といえると思います。

 

「トラスコ」のデジタルトランスフォーメーションの取り組みとしては、「MROストッカー」というサービスを展開しており、工場とか建設現場に巨大な商品棚のようなものを隣接して設置し、現場で必要になった時に必要な資材をすぐに入手出来るような仕組みを取り入れています。

これをより効率化するために、IT技術により売り上げのデータなどを分析して商品棚に反映させることでより利便性の高い「MROストッカー」として機能する事を目指しています。

↑トラスコ中山株式会社のホームページから抜粋

 

なおつん(左)
なおつん

欲しい時に欲しいものがすぐに手に入る仕組みですね。

あとがき

今回はDX銘柄の中でも特にデジタルトランスフォーメーションを推進している企業2社を紹介しました。

私もこの記事を執筆する際にデジタルトランスフォーメーションについて色々と調べました。

正直なところ、デジタルトランスフォーメーションが自分たちの生活にどのように影響を与えるのか、また、何がどう便利になるのかがイメージしにくいと感じました。

 

今後はもっと身近な具体的成功事例が各社から出てくる事を期待したいのと、各社の取り組みに注目したいと思います。

 

なおつん(左)
なおつん

今のところDXが自分たちの生活にどう影響を及ぼすのかがまだしっくりとイメージ出来ない。

でも、今後もDX銘柄が取り上げられれば企業価値が上がり、株価も上がるかも!?

 

 

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ぜひ興味があれば別の記事を読んでいただきお役に立てればと思います。

 

なおつん Lv.若手平社員

30代会社員のなおつんです。
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私は製造業(メーカー)の営業系の部署で働いており、年に数回海外出張もします。

個人投資家として様々な投資案件もチャレンジしてFIREを目指して奮闘中です。
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