ほったらかしで不動産投資「ゴコウファンド」の特徴とメリット・デメリット

ソーシャルレンディング特集

30代会社員のなおつんです。

今回は2021年8月21日に新しくサービスを開始した、ほったらかしで不動産投資「ゴコウファンド」について特徴やメリット・デメリットを解説していきます。

「クラウドファンディング」と「ソーシャルレンディング」の違いは私は特に意識していませんが、サービスを提供する業者によって変えているものや、最終的な投資先が自社不動産か他社への金銭融資かによっても区別される事があります。

ソーシャルレンディングや投資型のクラウドファンディングの概要については、別の記事でも詳しく解説しているので合わせてご確認ください。

「ゴコウファンド」の概要

引用:ゴコウファンド

ゴコウファンドは賃貸物件を小口証券化して投資家に販売し、利益を還元するというサービスです。

証券化されたファンドを投資家が購入する事で、その投資金額に見合った配当を受け取れるという構造になっています。

ゴコウファンドは建設会社から物件を購入し、それをテナントとして賃貸するなどして運用し利益を出します。建設会社とテナント借主の仲介をする事で手数料を得る事で成り立っています。

近年はこういった不動産クラウドファンディングのサービスが各社から誕生していますが、それらとほとんど同じ仕組みと考えてもらえれば良いと思います。

その中でもゴコウファンドは、2021年8月21日に初めてファンドの募集を開始した新しいサービスです。

「ゴコウファンド」最初のファンドの概要は?

ゴコウファンドが2021年8月21日にファンドの募集を開始しましたが、この時に同時に4件のファンドを募集しました。

ゴコウファンド1
【1年運用】大阪寝屋川コンビニ10月運用開始
還元タイプ:元利均等返還
募集金額:10,000,000 円
募集口数:1,000 口
募集金額(1口):10,000 円
予定年利:4.20%
予定分配率:5.76%
分配回数:360回
募集期間:2021年8月21日  ~ 2021年9月20日
運用期間:2021年10月01日 ~ 2051年09月30日
最長運用期間:30年
最低契約期間:1年
ゴコウファンド2
【5年運用】佐世保大塔10月開始
還元タイプ:元利均等返還
募集金額:140,000,000 円
募集口数:14,000 口
募集金額(1口):10,000 円
予定年利:6.00%
予定分配率:8.52%
分配回数:240回
募集期間:2021年8月21日  ~ 2021年9月20日
運用期間:2021年10月01日 ~ 2041年09月30日
最長運用期間:20年
最低契約期間:5年
ゴコウファンド3
【6ヵ月運用】佐世保大塔10月開始
還元タイプ:元利均等返還
募集金額:140,000,000 円
募集口数:14,000 口
募集金額(1口):10,000 円
予定年利:3.50%
予定分配率:6.84%
分配回数:240回
募集期間:2021年8月21日  ~ 2021年9月20日
運用期間:2021年10月01日 ~ 2041年09月30日
最長運用期間:20年
最低契約期間:6ヵ月
ゴコウファンド4
【3年運用】古河市花見南ピザ店舗 2次募集
還元タイプ:元利均等返還
募集金額:10,000,000 円
募集口数:1,000 口
募集金額(1口):10,000 円
予定年利:5.20%
予定分配率:6.48%
分配回数:360回
募集期間:2021年8月21日  ~ 2021年9月20日
運用期間:2021年10月01日 ~ 2051年09月30日
最長運用期間:30年
最低契約期間:3年
最長で30年もの長期間の運用ができるファンドがあるのは不動産クラウドファンディングでも目新しい事です。
そのファンドも2021年9月20日(月)までは募集をしているようで、10月から運用が開始される予定です。
投資家に還元される年利回りは5%後半から8%まであり、比較的高めの利回りの設定といえます。

「ゴコウファンド」の特徴

ここからはゴコウファンドの特徴やメリット・デメリットを詳しく紹介していきます。

メリット1 ほったらかしで投資出来る
メリット2 比較的高い利回りを実現
メリット3 少額から投資ができる
メリット4 優先劣後を採用している
メリット5 建設業界で長年の実績がある
デメリット1 元本は保証されない
デメリット2 解約時の縛りがある
デメリット3 出金手数料が掛かる
デメリット4 「見えないリスク」が存在する
メリット1 ほったらかしで投資出来る

ゴコウファンドの最大の特徴はいったんファンドに投資をしてしまえば、あとはほったらかしで運用が出来るという事です。

投資口数に応じて定期的に分配金も支払われるので、それを受け取るだけの「ほったらかし運用」が可能です。

近年ではほったらかしで投資ができるサービスが増えており、代表的なものでいうと証券会社などから誕生しているロボアドバイザー投資や自動積み立て投資サービスです。

不動産クラウドファンディングもこれらと同様に手間が非常に少ない事がメリットといえます。

メリット2 比較的高い利回りを実現

ゴコウファンドが募集しているファンドは比較的利回りが高いといえます。

一般的な不動産クラウドファンディングは1~5%程度ですので、ゴコウファンドの5~8%はより効率的に運用する事が可能です。

もちろんリスクとリターンは比例しているので高い利回りに飛びついて、後で大怪我をしないように慎重に判断する必要はあります。

ゴコウファンドがここまで高い利回りを実現できる理由は、親会社である占部組という建設会社が運営しているため、経費を圧縮出来ているためです。

建設会社から購入する物件は建設会社の利益の乗せて販売されているので、少し割高になっていますが、グループ内の会社であればこれらのランニングコストを抑える事が出来て、その分を投資家に還元する事ができます。

 

メリット3 少額から投資ができる

ゴコウファンドはファンドの最低出資額を1口10,000円からと定めています。

そのため投資初心者が不動産投資を始めてみようかなと思った時に、気軽に投資が出来るのが特徴です。

本格的に不動産投資を始めるためには、物件の購入などの初期投資額が数百万円から時には数億円となりますが、ゴコウファンドを利用する事で小口で取引が出来るようになります。

ゴコウファンドによると、不動産クラウドファンディングは30万円程度から始められる人が多いようです。

メリット4 優先劣後を採用している

「優先劣後」というのは、物件の運用が上手くいかなくて損失が出た場合、ゴコウファンドと投資家がどちらが先に損失を被るかという優先順位の事です。

劣後出資者であるゴコウファンドは、運用の失敗によって損失が出た場合には先に損失を被る事で投資家の資産の安全性を高めています。

優先劣後のイメージ図

これにより一定の損失までは、優先出資者である投資家の元本が毀損される事はありません。

もちろん、あらかじめ決められた劣後出資割合を超えて損失が出た場合は、投資家もそれなりの損失が出る事もあるので、元本が保証がされている訳ではありません。

メリット5 建設業界で長年の実績がある

ゴコウファンドを運営しているのは、「株式会社五黄不動産」という会社ですが、親会社には「株式会社占部組」という会社が存在します。

株式会社占部組は福岡に本社を構え、店舗や土地の開発、建築工事などの事業を66年も展開している実績があり、不動産に関してはプロの集団といってもいいです。

株式会社占部組の資本金は2,000万円の中小企業ですが、平成28年度の売上実績は約45億8,700万円となっています。

 

デメリット1 元本は保証されない

投資全般に言える事ですが、ゴコウファンドのファンドに投資した元本はいかなる場合でも保証はされません。

ざまざまな投資手法には、出資法により規制されており「元本を保証する」という事を言う事も禁止されています。

特にゴコウファンドのような高い利回りのファンドは非常に魅力的ですが、リターンだけに飛びついて万が一途中で運用がうまくいかなくなった場合、投資家が損をしたとしても自己責任となる厳しい世界です。

株式投資や投資信託でもこの原則は同じであり、投資先を分散する事である程度のリスクは回避できますが、ゴコウファンドではひとつのファンドに対してひとつの物件を運用する事になるので、その物件の運用がうまくいかなくなった場合のリスクは理解しておきましょう。

デメリット2 解約時の縛りがある

ゴコウファンドが募集するファンドを解約したいときには、多少手間が掛かる事があります。

途中解約に関してゴコウファンドの公式からの回答は以下の通りとなっています。

ファンドのタイプによって解約条件が異なります。
元本一括返還タイプの場合、基本的には契約期間中での途中解約は出来ません。
元本均等返還タイプの場合、契約3年経過後お客様は、1年経過毎のご都合により解約出来ます。
万が一、やむを得ない事由が存在する場合にはお問い合わせよりご連絡ください。

つまり「元本一括返還タイプ」のファンドに投資をした場合は、投資期間は解約が出来ないという事で、「元本金等返還タイプ」のファンドでも最低3年間は投資を続けなければいけなく、3年を経過した後も解約のタイミングは1年に1回という事が書かれています。

デメリット3 出金手数料が掛かる

ファンドの運用によって手に入れた分配金を引き出したい場合には、以下の手数料が発生します。

・投資家登録で楽天銀行口座をご登録の場合 52円
・投資家登録で楽天銀行以外の口座をご登録の場合 3万円未満 168円  3万円以上 262円

つまり楽天銀行の口座を持っている人は52円の出金手数料が発生し、楽天銀行以外の人は数百円の手数料が発生するという事です。

例えば、年利回りが5%のファンドに1万円を出資した場合、1年後には500円の分配金(税金を考慮しない)を受け取れますが、出金するためには最大で数百円もの手数料が発生するので、せっかくの利益を大きく減らしてしまう事になります。

これの対応策としては、まずは楽天銀行の口座を開設しておく事と、出資金額を出来るだけ大きくして受け取れる分配金も大きくする事で相対的に手数料の比率を下げる方法しかありません。

出金手数料が無料の不動産クラウドファンディングも最近は増えてきているので、この辺りはゴコウファンドに改善を望みたいところです。

デメリット4 「見えないリスク」が存在する

不動産クラウドファンディングの見えない投資のリスクとは、業者が不正などによって架空の運用をしたり、投資家から集めた資金をファンドとは関係ない企業へ横流ししたりして元本が返還されないというリスクの事です。

実際に不動産クラウドファンディングにおいては、これらの不正を働く業者が存在しており、たびたびニュースにもなります。

これらはファンドの運用の良し悪し以前の問題ではありますが、投資家が事前に業者を判別する事が難しく、不正が明るみになったとしても資金が回収できる例は非常に少ないのが実態です。

これらは「見えないリスク」として理解しておく必要があります。

ゴコウファンド運営会社の概要

ゴコウファンドウェブサイトから引用

ゴコウファンドを運営する「株式会社五黄不動産」ついて紹介します。

以下が会社の概要です。

社名:株式会社五黄不動産
本社:福岡県福岡市博多区博多駅東1-11-15 アサコ博多ビル10階
TEL:0120-292-077

資本金:2億円
代表取締役:矢野充一
業務管理者:小泉卓也
事業内容:不動産のトータルプランナー(売買・賃貸・仲介業・土地活用管理など)

株式会社五黄不動産の親会社である、「株式会社占部組」の情報は以下の通りです。

社名:株式会社占部組
本社:〒811-3304 福岡県福津市津屋崎3-17-1
TEL:0940-52-0043
設立:1954年
代表取締役:矢野充一
資本金:20,000千円
従業員数:150人
事業内容:店舗開発・土地活用プランニング・建築工事・土木工事一式

株式会社占部組は親会社でありますが、資本金は20,000千円(2,000万円)となっており、規模は五黄不動産の方が大きい事になります。

占部組は九州や関西地方にも営業所を構えています。

まとめ

ゴコウファンドの特徴やメリット・デメリットをおさらいしておきます。

メリット1 ほったらかしで投資出来る
メリット2 比較的高い利回りを実現
メリット3 少額から投資ができる
メリット4 優先劣後を採用している
メリット5 建設業界で長年の実績がある
デメリット1 元本は保証されない
デメリット2 解約時の縛りがある
デメリット3 出金手数料が掛かる
デメリット4 「見えないリスク」が存在する
なおつん(左)
なおつん

近年増えている不動産クラウドファンディングと大きな違いはありませんが、ファンドが長期間運用を可能にしているところが特徴的です。

このブログでは会社員や学生さんの役に立つ情報や考え方を発信しています。

ぜひ興味があれば別の記事を読んでいただきお役に立てればと思います。

なおつん Lv.若手平社員

30代会社員のなおつんです。
このブログでは30代会社員の悩みを同じ会社員へ向け共有し、今日よりも明日へ一歩前進できるような記事を書いています。

私は製造業(メーカー)の営業系の部署で働いており、年に数回海外出張もします。

個人投資家として様々な投資案件もチャレンジしてFIREを目指して奮闘中です。
会社員や投資家の方にとって有益な情報を発信しています。

なおつん Lv.若手平社員をフォローする
ソーシャルレンディング特集
シェアする
なおつん Lv.若手平社員をフォローする
30代会社員ブロガーの末路