30代会社員のなおつんです。
レバレッジ型の投資信託「長期投資には向かない」「ハイリスク・ハイリターンなので危険だ」と言われています。
この記事では実際に私がレバレッジ型ファンドに積み立て投資を長期間行い、結果がどうなるのかの実績を公開しています。
私は様々な資産運用の実績をこのブログで公開しているので、興味がある方は関連記事をぜひご覧ください。
「ツミレバ」とは?
「ツミレバ」とは、「積み立て」と「レバレッジ型ファンド」を掛け合わせた造語で、大和アセットマネジメントが呼んでいる言葉です。
大和アセットマネジメントが運用するレバレッジ型ファンドの代表商品として「iFreeレバレッジ NASDAQ100」という商品がありますが、通常のNASDAQに連動する商品よりもハイリスク・ハイリターンであるため一部の投資上級者のみが扱える商品という印象がありました。
しかし、ここ最近ではインデックス・ファンドだけでは物足りないと感じてきた投資中級者もレバレッジ型ファンドに投資を始める人が増えているようです。
ハイリスク・ハイリターンともいえど、積み立てして長期運用すればインデックスよりも高いパフォーマンスを出す事を期待してツミレバを行う投資家が増えています。
最近の流行に乗っかり、投資家の私も余裕資金の一部でツミレバを始めて億り人を目指してみようと決心しました。
レバレッジ型ファンドについて詳しく知りたい方は関連記事をご確認ください。

ツミレバにはネット上でも賛否両論がありますが、私の実績を参考にして投資をするかどうかを検討してみてください。
2022年5月のツミレバの運用実績
さっそく私のツミレバの実績の公開をします。
投資している商品は「iFreeレバレッジ NASDAQ100」です。
2022年5月現在までの積み立て金額と評価額が以下のグラフです。
私がツミレバを始めて9カ月くらい経ちましたが、結果は投資額34,880円に対して、評価額が24,564円と10,000円以上の含み損が出ています。
トータルリターンはマイナス29.6%と大赤字の状態です。
ここ最近は世界情勢が急に悪化したことで、依然として株価が不安定な状況が続いていることなどが影響しています。
iFreeレバレッジ NASDAQ100のようなレバレッジ商品は、上昇時にはかなり大きく収益を出す事が期待できますが、下落時のダメージがかなり大きい事が分かります。
例えば、投資初心者が私と同じ時期にツミレバを始めていた場合、35,000円を投資していたら10,000円以上の含み損になっていることになるので、おそらく初心者には精神的には耐えられないとダメージだと思います。

レバナスは大きくリターンが期待できる一方で、一度下がってしまえば回復するまでに時間が掛かる事がわかりますね。
NASDAQ100指数との比較
私がツミレバをはじめた2021年9月から2022年5月現在までの、NASDAQ100指数とレバナス100の比較をしてみるとどのような事が分かるか検証してみます。
以下のグラフがそのチャートです。
チャートを比較しやすくするため、NASDAQ100指数を「QQQ」というETF、レバナス100を「TQQQ」というETFを使って比較しています。
この約9ヵ月間でナスダック100指数はなだらかに下落しながらマイナス20%ほどで現在は落ち着いていますが、その一方でレバナスのほうは動きが激しく、現在ではマイナス59%も下落しています。
レバレッジは単純に指数の2倍の値動きといわれていますが、時間が経てば経つほど指数から離れていくようになっていくので、トータルリターンで比較すると2倍以上の差が開く事はざらにあります。
このように、レバレッジ型ファンドは金額が上がれば上がるほどインデックス投資よりもハイリスク・ハイリターンである事が分かります。
ツミレバを検討している人は、全額を一気に投資するのではなく、もし価値がゼロになっても問題ないと思えるような余裕資金だけで行うようにしましょう。
今月のツミレバ+長期運用の結果と所感
私のツミレバの結果から分かるように、今月までで10,000以上円の含み損となっています。
長期投資はドルコスト平均法が有効といわれていますが、ツミレバに関してはどの程度効果があるのかは分かりません。
世界情勢の悪化に加えて、米国の金融引き締めなどが株価への懸念材料として毎日報道されています。
私の場合は、これまでの投資額と評価額はまだ小さいので、将来的にナスダック指数が回復すれば大きく上がる事が期待できます。
価格が下がり続けるという事は投資信託の購入単価が安くなるという事なので、レバナスが長期運用で今後はどうなるのかを楽しみにしていてください。

30代会社員のレバナス民はもう少し我慢してみます!
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