30代会社員のなおつんです。
レバレッジ型の投資信託は
「長期投資には向かない」
「ハイリスク・ハイリターンなので危険だ」
と言われています。
それにも関わらず、安易にレバレッジ型ファンドに手を出してしまった30代会社員の末路とファンドの運用実績を毎月公開しています。
私は様々な資産運用の実績をこのブログで公開しているので、興味がある方は関連記事をぜひご覧ください。
「ツミレバ」とは?
「ツミレバ」とは、「積み立て」と「レバレッジ型ファンド」を掛け合わせた造語で、大和アセットマネジメントが呼んでいる言葉です。
大和アセットマネジメントが運用するレバレッジ型ファンドの代表商品として「iFreeレバレッジ NASDAQ100」という商品がありますが、通常のNASDAQに連動する商品よりもハイリスク・ハイリターンであるため一部の投資上級者のみが扱える商品という印象がありました。
しかし、ここ最近ではインデックス・ファンドだけでは物足りないと感じてきた投資中級者もレバレッジ型ファンドに投資を始める人が増えているようです。
ハイリスク・ハイリターンともいえど、積み立てして長期運用すればインデックスよりも高いパフォーマンスを出す事を期待してツミレバを行う投資家が増えています。
最近の流行に乗っかり、投資家の私も余裕資金の一部でツミレバを始めて億り人を目指してみようと決心しました。
レバレッジ型ファンドについて詳しく知りたい方は関連記事をご確認ください。

ツミレバにはネット上でも賛否両論がありますが、私の実績を参考にして投資をするかどうかを検討してみてください。
2022年9月のツミレバの運用実績
さっそく私のツミレバの実績の公開をします。
投資している商品は「iFreeレバレッジ NASDAQ100」です。
2022年9月現在までの積み立て金額と評価額が以下のグラフです。
私がツミレバを始めてちょうど1年!
結果は大きくマイナス!
それどころか、マイナス額は次第に大きくなっている様子です。
現在、トータル投資金額が50,880円に対して、評価額が37,703円なので、約13,000円の含み損です。
トータルリターンはマイナス25.9%と大赤字の状態です。
今月も4,000円をツミレバしているのに、そのお金がまるで無かったのように運用額が下がっています。
世界情勢の不安定、金利上昇、物価上昇、円安など様々な要因が株価に影響を与えており、このような状況が続いています。
iFreeレバレッジ NASDAQ100のようなレバレッジ商品は、上昇時にはかなり大きく収益を出す事が期待できますが、下落時のダメージがかなり大きい事が分かります。
今回の下落相場は投資家の中には精神的に耐えられないくらい大きいダメージだとは思いますが、私の場合は余剰資金で行っているのでまだまだ生き延びることが出来ています。

このレバナスがいつか陽の目を見ることがあるのか…
NASDAQ100指数との比較
私がツミレバをはじめた2021年9月から2022年9月現在までの、NASDAQ100指数とレバナス100の比較をしてみるとどのような事が分かるか検証してみます。
以下のグラフがそのチャートです。
チャートを比較しやすくするため、NASDAQ100指数を「QQQ」というETF、レバナス100を「TQQQ」というETFを使って比較しています。
この1年間でナスダック100指数はずっと下落しながら、現在はマイナス21%ほどですが、その一方でレバナスのほうはマイナス63%も下落しています。
つまり、この期間のレバナスの下落を考えると、例えば2021年9月に100万円を一括投資していると、63万円にまで減っているという事です。
レバナスの下落の速度はナスダック100指数よりも大きい事が分かります。
レバレッジは単純に指数の2倍の値動きといわれていますが、時間が経てば経つほど指数から離れていくようになっていくので、トータルリターンで比較すると2倍以上の差が開くようになっています。
暴落時は傷口があっという間に広がるという商品設計です。
このように、レバレッジ型ファンドは金額が上がれば上がるほどインデックス投資よりもハイリスク・ハイリターンといえます。
ツミレバを検討している人は、全額を一気に投資するのではなく、もし価値がゼロになっても問題ないと思えるような余裕資金だけで行うようにしましょう。
今月のツミレバ+長期運用の結果と所感
私のツミレバの結果から分かるように、今月までで約13,000円の含み損を抱えています。
これは、毎月4,000円をツミレバしている私にすれば、3ヵ月分の積み立て金額が台無しになったと同じダメージです。
長期投資はドルコスト平均法が有効といわれていますが、ツミレバに関してはどの程度効果があるのかはまだ分かりません。
ツミレバは余剰資金でやっているので、運用成績が悪くても生活に影響を及ぼすほどではありませんが、中にはわずかな含み損でも精神的なダメージに耐えられない人もいるようです。
私の場合は、これまでの投資額と評価額はまだ小さいので、将来的にナスダック指数が回復すれば大きく上がる事が期待できます。
価格が下がり続けるという事は投資信託の購入単価が安くなるという事なので、レバナスが長期運用で今後はどうなるのかを楽しみにしていてください。

30代会社員が安易にツミレバに手を出すとこうなるので注意してください…
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