「株式会社モスフードサービス」決算報告

企業を知るのに役に立つ

30代会社員のなおつんです。

このブログでは30代会社員の悩みを同じ会社員へ向け共有し、今日よりも明日へ一歩前進できるような記事を書いています。

今回はみんな大好きモスバーガーの会社「株式会社モスフードサービス」について決算報告書に書いてあることを抜粋しながら紹介したいと思います。

今回なぜこの企業を選んだかというと「単純に好き」だからです。

すでに閉店して無くなっていますが、私の高校の目の前にはモスバーガーがあり放課後は友達とおしゃべりをしたりテスト前の勉強させてもらったりで大変お世話になっていました。

当時のモスバーガーの看板は赤が基調でしたが、2004年頃から食の安全意識の向上とカジュアルハンバーガーレストランとして高級志向に目を向けた方針転換として店舗改築も進めた事により緑基調の看板が増え始めました。

 

「モスフードサービス」の事業内容

モスフードサービスは子会社12社と関連会社14社からなるグループ企業で、一番有名な「モスバーガー」の店舗運営以外にも「マザーリーフ」、「MOSDO」、「ミアクッチーナ」、「あえん」、「chef’s V」、「GREEN GRILL」などのレストランなども運営しています。

事業内容は以下の通りです。

日本国内のモスバーガーの店舗数は1,278店舗となっています。

金銭貸付業については加盟店などの開業資金や運転資金の貸し付けを行っています。

また、保険代理業に関してはグループ内の本業である飲食業を支える位置づけとしての業務を行っています。

ちなみにモスフードサービスは2008年2月に株式会社ダスキンと資本・業務提携契約を締結したことにより、コラボレーションショップとして「MOSDO(モスド)」が展開されています。

直近の業績

2019年度の本決算時と2020年度第1四半期(4~6月期)の業績を比べてみましょう。


※百万円以下四捨五入

昨年度末までの業績は新型コロナウイルス感染拡大の影響はほとんどなく堅調に推移していたものの、本年度の第1四半期ではその影響がもろに受けている状態です。

この理由としては店舗の一時休業や営業時間の短縮としていますが、その一方でテイクアウトや宅配の需要は増加していると報告書には記載があります。

新型コロナウイルス感染拡大の防止策としては店舗の衛生管理の徹底を実施しており、レジカウンターのビニールシート設置やマスクの着用なども徹底しています。

また、今後取り組むべき課題としては以下の事が挙げられています。

既存店の成長と多様化するニーズへの対応

もともとモスバーガーは女性に人気のある商品展開をしてきたと同時に健康志向の強い方に向けた商品の開発にも取り組んでいますが、これを継続していくと同時に今後は全国一律、画一的な店舗づくりではなく立地や客層、多様化するニーズなどの踏まえた柔軟な商品とサービスの開発に取り組むとしています。

すでにテスト店の導入としてフードコート業態でのファミリーメニュー強化やカフェ業態でのドリンクやスイーツの導入を試験的に始めており今後の店舗への展開に期待が出来ます。

基盤の強化

飲食業界はどこも人手不足が慢性的な課題としてありますが、モスフードサービスでもこれを課題として認識しており、セルフレジの導入やスマートフォンやパソコンから商品を注文し店舗で受取りが出来るネット注文の機能を強化しています。

また働き方改革の取り組みとしては、一部の事務職に対してテレワークの導入も開始しています。

海外事業の展開

海外ではアジアを中心にモスバーガーの店舗展開をしており、フィリピンでは現地メディアでも取り上げられるなど話題を呼んでいます。

その一方では新型コロナウイルス感染拡大の影響によりベトナム第1号店の出店に遅れが出ています。

ここが好きだよモスバーガー!

決算報告書にはモスバーガーの地域社会への取り組みについても書かれており、それに感銘を受けたのであえてここで取り上げたいと思います。

自身も業績不調などで相当大変な時なのにも関わらず周りの事を考えて行動出来るなんて「こういうところが好きだよ、モスバーガー!」と言いたくなりました。

モスフードサービスは新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている地域への社会活動の一環として以下の取り組みをしています。

1、学校休校中の子供へのデザート無償提供
2、内定取り消しを受けた学生を対象に新卒採用選考の実施
3、モスバーガーに野菜を提供している協力農家の野菜セット販売支援

こういう取り組みが将来的にブランド価値を高めて収益も付いてくると信じています。

中長期計画

「世界で認められる日本のおいしさとおもてなしを確立する」事をを全社ミッションとし、「Nothing is impossible」を中期計画のスローガンとして様々な施策に挑戦しています。

具体的な連結の数値目標として以下の事が明記されています。

これらを達成するために新商品の導入はもちろんの事、セルフレジの導入により店舗業務の効率化や宅配強化に向けたUber Eatsのサービスの拡充なども検証を重ねて次々と取り組んでいきます。

また海外市場の成長を加速させる仕組みの整備として既存店舗の拡充や新規店舗の出店も計画しています。

ベトナムでは2020年内に1号店を出店予定のほか、オリジナルの教育プログラムを受講して試験に合格した現地のベトナム人学生を日本国内のモスバーガー店舗で正規雇用する取り組み「ベトナム カゾク」も開始しています。

 

事業等のリスク

ここからはモスフードサービスが抱える事業のリスクについて解説します。

加盟店への食材などの供給責任

モスフードサービスでは加盟店と契約する際には、食材はもちろん店舗の営業に必要な資材・消耗品・厨房機器・看板などほぼ全て供給していますが、これらが安定供給出来なくなった場合には、顧客にとって安心したお店の利用が出来なくなり業績に影響を及ぼす可能性があります。

これの対応策として供給ルートの複線化を図る施策や食材の在庫量の確保をしています。

食品の安全管理

2018年8月に発生した店舗での食中毒事件がまだ記憶に新しいですが、食品を扱う以上避けて通れないのが「食の安全管理」です。

モスフードサービスの取り組みとしては定期的な店舗衛生監査の実施や食品衛生責任者の設置、従業員の健康状態の確認と手洗いの励行など衛生管理を徹底して行っています。

法的規制等とカントリーリスク

外食産業に関わる企業は「食品衛生法」をはじめとする法令以外にも環境関係、設備関係、労働関係の法的規制の制約を受けている事から、これらの法規制が変更・強化された場合にはその対応に追加の費用が発生する事もありリスクの一部として捉えています。

また国内のみならず海外においても、各国の法規制や政情・経済などの影響を受け業績に影響を与える可能性があります。

 

特質すべき点とまとめ

今回は直近の有価証券報告書と四半期報告書の2つの資料からモスバーガーについて紹介しました。

まとめとして以下の事が分かりました。

・コロナ禍の中で一時的に業績を落としているが、様々な取り組みによって今後は期待できる。
・自分達だけではなく社会全体が良くなる取り組みを積極的にしておりそれだけでも企業価値は非常に高い。
・売上ベースでの海外事業規模の割合が15%程度とまだまだ少ないが、今後は新規出店なども計画されており業績に期待したい。

マクドナルドと比較される事が多いモスバーガーですが、そもそも会社の規模や戦略、会社の取り組みなども違うため同じ土俵で戦うにはちょっと可哀そうにも思えます。

これからもモスフードサービスの強みを前面に押し出してブランド価値を高めていってもらう事を期待したいと思います。

このブログでは会社員や学生さんの役に立つ情報や考え方を発信しています。

ぜひ興味があれば別の記事を読んでいただきお役に立てればと思います。

なおつん Lv.若手平社員

30代会社員のなおつんです。
このブログでは30代会社員の悩みを同じ会社員へ向け共有し、今日よりも明日へ一歩前進できるような記事を書いています。

私は製造業(メーカー)の営業系の部署で働いており、年に数回海外出張もします。

個人投資家として様々な投資案件もチャレンジしてFIREを目指して奮闘中です。
会社員や投資家の方にとって有益な情報を発信しています。

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