18億円の被害総額 西山ファームの投資詐欺から投資家が学ぶべき事

投資を学ぶのに役に立つ

30代会社員のなおつんです。

今回はいまニュースで話題になっている「西山ファーム投資詐欺」について取り上げて、投資家がこのような詐欺から自分の身を守るために必要な事を学んでいきたいと思います。

私は資産運用をこのブログで公開しているので、興味がある方は関連記事をぜひご覧ください。

西山ファームの投資詐欺とは

「リスクのない副業ビジネス」をうたって実在しない投資話を持ち掛け、多額の被害者が出た西山ファーム投資詐欺ですが、2021年10月17日に元幹部5人が逮捕されたというニュースがありました。

この投資詐欺の全体増を把握するために図を使って解説します。

なお、西山ファームが行っていた投資詐欺にはいくつかのパターンがあるようですが、今回はニュースに取り上げられている投資家のクレジットカードを使った方法を示しています。

西山ファームは投資家に対して、特定の通信販売サイトでフルーツの詰め合わせなどを購入させ、その商品を西山ファームが買い取り、その購入代金に数%を上乗せして支払うという勧誘をおこなっていたようです。

西山ファームが買い取りした商品は香港で高額販売が出来るため、投資家へ高額の利益を支払う事が出来るという謳い文句でした。

この話を信用して大量に商品を購入していた被害者の女性は、当初は購入額の10%上乗せされた金額を受け取っていましたが、ある時からこの支払がぴったりと止まったという事です。

この被害者の女性はこの投資案件のためにクレジットカードを数十枚も使って毎月数十万円の商品を購入していたようで、最初は西山ファームからの配当が定期的に入ってきて順調だったようです。

しかし、現在ではこの支払いが急に止まった事でクレジットカードの請求が恐ろしい金額になっていると思われます。

他にこの投資の被害にあった人は、合計1,200万円を投資して西山ファームから入金があったのは最終的に500万円だけなので、700万円という金額が被害にあっています。

購入された商品が本当に香港に販売されていたのかも怪しいところで、ネット上の記事ではそもそもこの投資案件が架空取引であった可能性が高いとされています。

このような投資詐欺の手法は日本以外でも昔からあるようで、「ポンジスキーム」と呼ばれたりもします。

投資詐欺から身を守る方法7つ

西山ファームが行った投資詐欺はあってはならない事ですし、被害にあった方についても多少は本人の責任も問われるかも知れませんが、このような投資詐欺から自分のお金を守るために肝に銘じておく事やするべき事を紹介します。

① 投資では「元本保証」はありえない事を知る
② 最低最悪の場合を想定する
③ 1年間あたりの利回りや利益を自分で計算する
④ 「あなただけ特別」という文句は信用しない
⑤ 契約前に他人に相談してみる
⑥ 「あなたはやっていますか?」と聞いてみる
⑦ 「お金を貸してください」と聞いてみる(最後の切り札)

これらの項目についてひとつずつ解説していきます。

① 投資では「元本保証」はありえない事を知る

そもそも「出資法」という法律では、投資(出資)した金額以上に払い戻しを約束することは禁止されています。

一般的に「借金」や「預金」であれば利息を支払って返済する事は普通にありますが、今回の西山ファームの件は「出資」にあたるので、購入金額以上の配当を出したり払い戻しをすることがこの法律に抵触しているようです。

つまり「投資において元本保証はありえない」という事です。

怪しい投資話を持ち掛けられたら、相手がこのような「元本保証」を言ってくるかどうかを確認しておく必要があります。

投資といいながらも元本保証と言って安心させてくる案件は、ほぼ100%詐欺だと言っても良いですし、そもそも出資法に違反しているのでまともな相手ではありません。

 

② 最低最悪の場合を想定する

投資をする場合には最低最悪の場合を想定しておく事が重要です。

例えば100万円を投資した場合、この100万円が万が一0円になったら今の生活がどうなるのか、100万円以上の損害が出るのか、などの綿密なシミュレーションをしておくという事です。

投資は生活に影響を与えない「余剰資金」でやりましょうと良く言われますが、それであったとしても実際にそのお金を失う事による精神的なダメージは相当大きいはずです。

100万円を全額失っても痛くも痒くも無いという人は稀だとは思いますが、最悪の場合を想定してその状況になっても自分は耐えられるかは常に意識しておく事が身を守る術です。

③ 1年間あたりの利回りや利益を自分で計算する

投資詐欺の勧誘においては「○○%の利益」や「○○%の配当」など、非常に分かりやすく金額を提示しているのが特徴的です。

誰にでも分かりやすくメリットを提示してくれるのはありがたい事ですが、これらの情報を鵜呑みにするのではなく、電卓や計算機などを使って自分で利回りや利益を計算する事が重要です。

実際の投資案件では、提示されている利回りと実質の利回りが全然違うということもザラにあります。

これは自分でシミュレーションしてみないと分からない事で、都合の悪い事をわざわざ相手から説明してくる事はほとんどありません。

 

④ 「あなただけ特別」という文句は信用しない

「あなただけ特別」という言葉に弱い日本人は多いようです。

投資の勧誘においてもこの言葉はよく使われており、私も実際にワンルームマンション投資の勧誘を不動産会社の営業マンに受けた時は同じことを言われました。

冷静になってよく考えてみれば分かるのですが、初対面であった人に対して「あなただけ特別」と実際に言われても、自分の事を何も知らない人から言われる事に違和感を覚えます。

このような言葉は詐欺の案件でなくとも様々な勧誘の場面で使われており、その代表例としては不動産投資の勧誘や銀行員が投資信託を販売する時などにも使われています。

「年収が高い○○様にぴったりの商品があります。」

「大手企業にお勤めの○○様であれば、□□万円までは融資が受けられます。」

「普段はあまり表に出ない話なのですが、、、」

などの常套句を巧みに使い相手を持ち上げ契約させる事そのものの行為に違法性はありませんが、こういった案件の裏には販売する側の事情が隠れています。

その理由は販売する側にとってのメリットが大きい、つまり圧倒的に利益が大きいという事です。

銀行や不動産会社にとって「本当に特別な人」とは、資産が数億円以上も持っている富裕層の事を言います。

それにもかかわらず、私のような一般庶民に対して「特別な人」という表現を使うのは、販売側が儲かる商品を何とか売りたいための詭弁という事を理解しておく必要があります。

 

⑤ 契約前に他人に相談してみる

少しでも怪しいと感じた投資の案件があれば契約前に誰かに相談するのも有効な方法です。

この相談相手はお金に詳しくない人でも全然大丈夫です。

実際に営業マンなどから投資の勧誘を受けた人は、その勧誘を受けている時には冷静ではないはずで、その理由は営業マンが言葉巧みに投資のメリットなどを魅力的に話をしてくれます。

その一方でその勧誘を受けた人が友人や家族などに相談する場合は状況が異なり、営業マンのように上手にメリットなどを説明が出来ないはずです。

その話を聞いた相談相手は、よっぽどの事が無い限りその投資案件を不審に思い、自分を止めてくれるか自分も冷静になれる事が多いです。

もちろん身近にお金に詳しい人がいれば安心ですが、そういう人がいなければ家族や友人に一回相談して自分の頭を冷やしてみるのも非常に効果がある方法だと言えます。

契約は勧誘を受けたその場でするのではなく、「いったん家に帰って考えます」と一言伝えれば大丈夫です。

⑥ 「あなたはやっていますか?」と聞いてみる

本当に儲かるおいしい話であれば誰でも興味があるのは当たり前の事です。

このような怪しい投資の勧誘を受けた時に「あなたはやっていますか?」と聞くことは非常に有効です。

多くの場合は「立場上、わたしは出来ない事になっているので…」などとはぐらかす事がほとんどです。

儲かる話であれば誰にも教えることなく自分でこっそり儲けるはずと考える事が出来れば、投資詐欺の被害に巻き込まれる確率はかなり下げられると思います。

今回の西山ファームの案件の例を挙げると、香港で高額で販売できるフルーツがある事を知っているのであれば、誰かに買わせるのではなく自分で買って大儲けすれば良いだけの話です。

それをあえて他人に買わせて販売するという手法は、購入してくれた投資家に支払う配当が無駄なコストとなるため、冷静によく考えればそんな話を他人にする事が詐欺案件であると簡単に判断できます。

⑦ 「お金を貸してください」と聞いてみる(最後の切り札)

どんなに上手に勧誘を断ったとしてもしつこい業者もいるかも知れません。

中には「買わないと○○するぞ」などと脅迫をしてくる業者もいると聞いています。

脅迫の場合は迷わず警察や弁護士に相談するのが一番の方法ですが、しつこい勧誘に関しては「投資するお金が無いのでお金を貸してください。」という切り札があります。

それを言った上で「本当に儲かったらお金を返します。」といえば、業者は何も言えなくなります。

投資詐欺は結果的には儲からないので、返ってこないと分かっているお金を投資家に貸す業者はいないので非常に困る事になります。

冷静ではない状況でこれを言うのは難しいかも知れませんが、しつこい業者に対してはこの方法で撃退したという例は聞いた事あります。

 

西山ファームのネット上の評判

今回の西山ファームの投資詐欺の案件以外で、西山ファームについてのネット上の評判はどんなものがあるのか探してみたので紹介します。

ちなみに西山ファームはもともと観光農園として「イチゴ狩り」を開催していたり、自社農園のフルーツをカフェなどに卸したりする事業がメインでした。

コメントした本人の著作権を守るために、表現方法を多少変えています。

「西山ファーム」のシャインマスカットの粒の大きさがすごい!しかも甘くておいしい!こんなの食べた事ない!

西山ファームのCMの歌にハマってる!住岡梨奈さんが歌っているんだね。声に癒される。

西山ファームで食べた冷えた桃は美味しかった!桃狩りはちょっと微妙だったかな。

いろんな種類のイチゴが食べれて幸せ!イチゴの被り物を無料で貸してくれます!

子供を連れてイチゴ狩りに行ったけど、炎天下の中で40分も待たされた!対応は酷い!

CMやインスタで見た後に実際に行くとちょっとガッカリする。社員の方も挨拶もしてくれない。多分もう行かないかな。

西山ファームの農園の評判は人によって様々な意見があり、桃やイチゴなどフルーツ自体の評判は良い意見が多い一方で、社員の接客や施設については悪い意見が目立ちました。

特に西山ファームで働いている人の態度については、「誰も挨拶をしてくればい」「教育が出来ていない」「肘をついて接客していた」など悪いコメントが多くありました。

西山ファームのような投資詐欺は無くならない

今回の西山ファームの投資の被害に遭われた人達は本当に気の毒ですが、この手の詐欺は今後とも無くなりません。

警察庁が公表している広報資料から抜粋

警察庁が発表している広報資料によると、ここ数年で特殊詐欺の件数や金額は減少傾向にあるものの、依然として年間で数百億円の被害が出ている事は事実です。

今回のように西山ファームの幹部達が逮捕されたとしても、またどこかで手を変え品を変えて同じような詐欺の勧誘はどこかで行われています。

詐欺にあった人に対して「騙される方も悪い」「自己責任だ」という意見もあり「自分は大丈夫」と思う人もいるかも知れませんが、いつ自分もその被害に巻き込まれるかは分かりません。

こういった詐欺が今後も無くならないのであれば、発想を転換して「詐欺は身近どこにでもある」という事実を受け入れて身を守る方法を考えた方が賢い選択だといえます。

興味があればぜひ関連記事も読んでいただきお役に立てればと思います。

なおつん Lv.若手平社員

30代会社員のなおつんです。
このブログでは30代会社員の悩みを同じ会社員へ向け共有し、今日よりも明日へ一歩前進できるような記事を書いています。

私は製造業(メーカー)の営業系の部署で働いており、年に数回海外出張もします。

個人投資家として様々な投資案件もチャレンジしてFIREを目指して奮闘中です。
会社員や投資家の方にとって有益な情報を発信しています。

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