30代会社員のなおつんです。
このブログでは30代会社員の悩みを同じ会社員へ向け共有し、今日よりも明日へ一歩前進できるような記事を書いています。
今日は日本を代表する企業「株式会社ファーストリテイリング」について直近の四半期報告書に書いてあることを抜粋しながら紹介したいと思います。
この会社は先日エアリズムマスクを販売して話題沸騰した「ユニクロ」を子会社に持つ東証一部上場企業ですね。
金融庁からの発表
少し前の話ですが、最近コロナウイルス感染症の影響もり有価証券報告書や四半期報告書の提出期限を延長するという発表が金融庁されています。
金融庁「企業内容等の開示に関する内閣府令」等の一部改正について
https://www.fsa.go.jp/news/r1/sonota/20200417_kaiji/20200417_kaiji.html
ファーストリテイリングの事業内容
「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」を企業理念に置き、世界各国で事業を展開するグローバル企業です。
「ユニクロ」や「ジーユー」などのカジュアル衣料品を製造販売する業務の全体を統括・管理する会社です。
皆さんも大好きなユニクロやジーユーは実質的に法人が違う子会社にあたり、本社で経営戦略や統括を担っているんですね。
直近の業績
第58期(会計期間 自 2018年9月1日 至 2019年8月1日)の売上高は約2兆2,900億円となっており、営業利益は約2,570億円ほどとなっています。
当期59期の2月末までの累計では売上高が1兆2,085億円(前年同期比4.7%減)、営業利益が1,367億円(同20.9%減)と減収減益の報告です。
これの原因としてはやはり新型コロナウイルス暗線拡大による店舗の営業停止や生産能力が一時的に悪化したことが影響しています。
特筆すべきポイント
・直近の実績から見える自己資本比率が40%以上ある事。この状況でもこの数字を維持出来ているのは財務状態が健全といえる一つの指標ですね。
・貸借対照表にあるデリバティブ金融資産(金融派生商品)の残高が前期末の944億円と比べて2020年2月末の残高が約3倍の2,791億円と増えている。デリバティブの中身については触れられていないが。何投資をしているかは気になるところ。
・個人的に好きなのは、SDGsへの取り組みとして国連難民高等弁務官(UNHCR)がマリと南スーダンで行っている難民に対する活動に、合計で現金100万米ドルを提供したことです。こういった「困っている誰かのために」企業が行う活動と「ブランド価値をより高める」戦略が両立して出来る本当の意味での大企業という印象を強く植え付けてくれます。
上記は報告書のほんの一部の内容であるのと、あくまでも個人投資家である私が企業の内容と業績を把握するために抜粋した情報である事をご承知おきください。
興味がある方はご自身でも報告書を見てみるといいでしょう。以下にEDINETというサイトのリンクを貼っておきます。「書類検索」の画面から調べたい企業について検索することが出来ます。