30代会社員のなおつんです。
この記事ではFIREを目指す会社員である私の給料を毎月公開しています。
FIREとはなにか、また、私のFIRE達成までの道のりについては、下の関連記事で公開しているので、興味がある方は一緒にご覧ください。
2022年8月25日の給与明細
私はそこそこ大きい日本企業のグループ会社の営業関連部署で勤務しています。
いまの会社に中途採用で勤めてはじめてから約5年が経ち、社内では中堅社員とったポジションです。
現在は30代会社員として毎月給料明細を公開しています。

2022年8月にもらった給料明細は以下のような感じでした。
仕事はそこそこ忙しく残業も20時間くらいしました。
製造業であれば普通のレベルなのかどうかは分かりません。
今月の最終的な手取り給料は255,594円となりました。
税金などで控除される金額が多いので、総支給に対しての手取りはかなり少なくなってしまいます。
新型コロナウイルスが始まった頃は、在宅勤務の開始など生活の変化があった一方で、残業が無くなったので手取りはかなり厳しい状況でした。
上司からは「緊急案件がある場合は残業を認めるが、それ以外は定時までに終わること。」と言われていました。
最近ではこれが少しずつ緩和されてきたのか、または、暗黙の了解なのか分かりませんが、そんなことも言われなくなりました。
FIRE達成率
私は会社員として働きながらFIREを目指していますが、2022年8月現在までのFIRE達成率の推移は以下の通りです。
今のFIRE達成率は18.0%となっています。(上の図の赤い折れ線グラフ)
FIRE達成率の具体的な計算方法としては、生活費に対して投資から得られる収益がどのくらいかという計算式で求められます。
金融資産 × 期待利回り / 生活費(年)× 100
私の場合、現在の資産が1,300万円くらいなので、これを年率3%で運用したと仮定すると、年間の収益がだいたい39万円くらいになります。
この年間39万円が私の年間の生活費をどのくらい賄う事が出来ているのかというのが、FIRE達成率の考え方です。
もちろん株価は変動するので、毎年確実に3%の運用ができるとは限りませんが、上の計算式で出した方法では、生活費の17.5%が投資の収益だけで成り立っているという事です。
FIRE達成率と給料は直接的に関係がありませんが、私は給料の半分くらいを毎月投資の積み立てに回しているので、資産がどのくらい増えたかという事も毎月記録しています。

最近は株価が乱高下していることや円安の影響を受けて、資産が減ったり増えたりを繰り返しています。
コラム「『投資』から『価値変換』へ」
「投資をしてはやくFIREしたい」
「会社に縛られたくない」
という話をネット上でよく聞きます。
私もそう思って、少ない給料(?)から節約をして出来るだけ多く投資資金に回しています。
そんな生活を送っているとふと思うのが、私は毎月決まったお金を「投資」に回しているのではなく、時間という「価値」を「変換」しているだけということでした。
「若い」ということは、それだけで非常に価値があります。
歳を重ねると、若さこそはないものの、豊富な経験であったりお金だったりに余裕が生まれます。
つまり若さという時間的な「価値」を、お金という分かりやすい「価値」に「変換」している行為ということになります。
なぜそのように思ったかというと、きっかけは毎月20万円を投資していたとしても、株価の値動きによってたったひと月で20万円以上の資産の増減があるという事に気付いたためです。
資産が大きく増える時もあれば、世界情勢の影響によって大きく減る事もあります。
つまり、大金を投じていてもお金が減っているのか増えているのかが分からなくなるという感覚になります。
お金が増える、お金が増える、お金が増える
長期的な目線で投資を行うと勝つ確率が上がるといわれています。
このことはネットや書籍でも多く語られているので、明らかだと思います。
「長期で投資すればするほどリターンが大きくなる!」ということは私も否定はしません。
しかし私は、「その分、貴重な時間が失われてしまっている!」とも思っています。
投資をしていれば何もしなくても勝手にお金増えますし、その時間で仕事や趣味に費やしているので「失う」という表現が適切かどうかは分かりません。
「お金が増えて嬉しい!」というプラスな気持ちと、「貴重な時間を失っている!」というマイナスを差し引いて考えたとき、果たしてトータルリターンはどのくらいだろうと疑問に思います。
もちろん人生の価値はお金だけでは計れません。
ただ、何にも換えがたい時間を、何にも換えがたいお金という資産に交換している作業が投資という事になりそうです。
結論は「無になって続けること」
私の結論としては、これまでと同じように積み立て投資を継続していくということです。
時間をお金に変換している事について、トータルで見れば得か損かははっきり言って私にも分かりません。
ただ、秀でたスキルや知識がない一般人の私ができる中で、唯一、割に良い交換ができる方法というのが投資の積み立てということになります。
投資は自己責任だといわれていますが、投資をやっている人とやっていない人で格差が広がっていくというのはどうやら現実のようです。
つまり、多くの人がリスクを取って投資を続けることで、ようやく人並みなノーマルな人生を歩めるようになるという厳しい社会です。
今回の給料の話とはかけ離れてしまいましたが、本来であれば一生懸命働いて稼いだ給料はすべて自分の趣味ややりたいことに費やしても良いはずです。
しかし、現実をみるとそんなに甘い世の中でもなさそうなので、こういった現実から見てもやはり無になって投資を続けるというのが今の最適解だと思っています。
まとめ
今月の給料の手取りは残業によって多少は変化するものの、そこまで大きく変わるものではありません。
これから期待できる事といえば、給料の中からできるだけ多くのお金を投資に回して資産を増やしていくということです。
とはいっても長期的に投資をすることは、長い時間を要しますので時間とお金の交換をしているだけというお話もしました。
引き続き給料明細を公開していこうと思います。

この記事は毎月25日前後に更新しています。
私は投資やFIREなどの情報を公開しているので、興味があれば関連記事もご覧ください。