30代会社員のなおつんです。
この記事ではFIREを目指す平凡な会社員の私が実際に貰っている給料を毎月公開して、普通の会社員でも頑張ればFIREを達成出来るという事を証明したいと思います。
私のFIRE達成までの道のりは、下の関連記事で公開しているので興味がある方は一緒にご覧ください。
2022年1月25日の給与明細
私はとある大手メーカーのグループ会社の営業関連部署で勤務しています。

今月の給料明細はこんな感じでした。
2022年1月25日にもらった給料は以下の通りです。
年末年始にかけて仕事がかなり忙しくなり、そのため残業も多かったので残業代が55,000円です。
最終的な手取りは255,726円となりました。
仕事が忙しいと残業が増えて残業代も多くもらえますが、逆にこのブログの更新頻度は下がってしまうのが少し残念なところです。
ただ、サラリーマンの給料は頑張る分だけ確実に収入になるので、FIRE達成のためには本業で頑張って収入を上げてそれを少しでも投資に回すという生活スタイルが基本になります。
FIRE達成率
私は会社員として働きながらFIREを目指していますが、2022年1月現在までのFIRE達成率の推移は以下の通りです。
上のグラフのように今のFIRE達成率は15.5%となっています。(上の図の赤い折れ線グラフ)
FIRE達成率は、生活費に対して投資から得られる収益がどのくらいかという計算式で求めています。
金融資産 × 期待利回り / 生活費(年)× 100
私の場合、現在の資産が1,100万円くらいなので、これを年率3%で運用すると仮定すると年間の収益がだいたい30万円くらいになります。
この年間30万円の収益が年間の生活費をどのくらい賄う事が出来ているのかというのが私のFIRE達成率の考え方です。
もちろん株価は変動するので、毎年確実に3%の運用ができるとは限りませんが、計算上では生活費の15.5%が投資の収益だけで成り立っているという事です。
資産1,000万円を超えてから目に見えて生活が豊かになっている事が実感できますし、FIRE達成率が上がるのは精神的にも余裕が生まれます。
私がFIRE達成のために続けている事
FIRE達成するには、「入金力×節約術」だと私は考えています。
いかに収入を上げて投資に回すか、いかに節約して生活をコンパクトにするかでFIRE達成までのスピードがかなり変わります。
先ほども説明したように、FIREとは資産から得られる収入でどのくらいの生活費をまかなえるかという数値ですので、収入がいくら高くて入金力があったとしても同時に生活コストも高ければFIREまでは遠くなります。
ここで私が実際に続けている方法などをいくつか紹介します。
FIRE達成のために続けている事1「収入-生活費=投資資金」
私の毎月の給料は先ほど紹介した通り手取りで20万円を少し超えるくらいですが、給料から生活費を引いて余ったお金は基本的に全て投資資金に回しています。
ここ数年間は年2回もらえるボーナスも全て投資資金として、6ヵ月に分散して米国ETFなどを購入しています。
例えばボーナスの手取り金額が60万円だった場合、60万円を6ヵ月で割ってひと月あたり10万円を積み立て投資しているようなイメージです。
具体的には米国高配当ETFである「VYM」や「HDV」に投資をしています。
私は独身なので割とリスクを取る方法が可能ですが、正直なところ万人にはおすすめ出来ない方法です。
結婚をしていたり子供を育てている家庭は、全額投資ではなく現金として手元に持っておくことも必要だと思います。
ただ、私のケースでも、いきなり会社の業績が悪くなりボーナスが出なくなったとしても、基本的に毎月の給料で生活は出来るので、最低限の生活は出来るよう考えて投資をしています。
FIRE達成のために続けている事2「おつとめ品の割引弁当」
節約の王道といえば自炊といわれていますが、私は自炊を全くせずに夕食はスーパーの安くなったお弁当を毎日食べています。
FIRE達成のために出来るだけ投資に回す資金を多くして、資産を拡大させる事だと言われますが、もうひとつ重要な要素は「節約」です。
節約をして生活コストを下げるだけでFIREの達成はかなり早くする事が出来ます。
これを続けて今では毎月の食費は15,000円程度で済んでいます。
スーパーのお弁当を食べる唯一のデメリットは健康面ですが、できるだけサラダやお惣菜を選んで食べるようにしています。
ここ最近は仕事が忙しいので、仕事が終わる時間になるとちょうどお弁当が安くなる時間になるので嬉しいです。
自炊が出来る人ならばもっと食費を節約できると思いますが、調理などの手間と時間を考えると今のスタイルに落ち着きました。
FIRE達成のために続けている事3「会社の近くに住んで移動コストを下げる」
会社の近くに住むメリットはかなりあります。
通勤のストレスが溜まる事もないし、かかる時間の浪費も防げます。
私の今のアパートから会社までは歩いて10分くらいなので、会社からはかなり近い場所に住んでいます。
会社の事務所は地方にあるので、多少駅からは遠い事は多少不便ですが、基本は車で移動をするのでそこまで不便は感じません。
ちなみに家賃は駐車場付きで51,000円/月です。
私の同僚は「休みの日は会社の近くを通るだけで吐き気がする」と言って隣り町に住んでいる人もいますが、私からしてみればこれは単なる気のせいです。
会社と家が近いデメリットとして、出かけるときに会社の人にばったり会う機会が多くなる事がありますが、私はこれも全く気になりません。
もしそれを気にしたとしても、メリットの方がはるかに多いと私は考えているので、これからも会社の近くのアパートに住み続けようと思っています。
FIRE達成のために続けている事4「図書館は最強!」
私は普通の人よりは本を読む習慣があるとは思ってますが、控えめに言っても図書館は最強です。
一番のメリットは無料で利用できるという事ですし、図書館にない本は取り寄せもしてもらえるので必要な情報はほとんど手に入るのが図書館です。
私も今まではブックオフなどの中古本屋にお世話になっていましたが、買った本を処分するのが手間でした。
図書館ではこれらの処分も必要ないので、必要な時に必要な本を借りる事ができます。
以来、図書館の魅力に気付いてからは基本的に図書館で本を読むようにしています。
FIRE達成のために続けている事5「基本コンビニと自販機は使わない」
FIREを目指して投資を始めた事が理由なのかは分かりませんが、最近はコンビニで買い物をすることがほとんど無くなりました。
生活に必要なものは全てディスカウントストアなどで買うので、緊急で必要なもの以外はコンビニで買う事はありません。
また、自動販売機の利用も同じで、ちょっとのどが渇いた時に気軽にジュースを買う事もなくなりました。
インスタントコーヒーをマイボトルに入れて会社に持って行ったり、会社の給湯器でお茶を飲むだけで、年間に換算すると実はなりの節約になっていると思っています。
例えばの話ですが、普段の夕食の食費が毎日500円のAさんとBさんがいるとします。
Aさんは給料日にちょっと贅沢をして夕食に1,000円を使いましたが、Bさんは同じ給料日にいつもと同じ500円を使いました。
この2人の差は500円ですが、それ以上に大きな差が開いていると私は考えています。
また別の例ですが、毎週の休みの日にパチンコに行ってお金と時間を浪費する人と、スポーツやランニングして健康を維持する人の差は色々の面で見た時に2倍以上の開きがありそうです。
もちろん価値観は人それぞれなので、パチンコに行く事を否定しているつもりは全くありません。
こういう小さな積み重ねを続ける事と、本当に必要なものにだけお金を使うという価値観が、FIRE達成するために重要な考え方かも知れません。
FIRE達成のために続けている事6「家計簿はざっくり付けて、バランスシートで資産を管理」
FIRE達成には節約が重要という話をしてきましたが、私はきっちり家計簿をつけて管理しているわけではありません。
やっている事といえば、毎月の食費や消耗品などの費用をざっくりと把握している程度です。
消耗品:10,000円/月
水道光熱費:7,500円/月
上記のように毎月の大まかな自分の出費を把握して、買い物するときには「この買い物をすると、予算からはみ出るか?」という事を自分に問いかけてから買い物をしています。
例えば、私の食費であれば毎月20,000円掛かっているので、1日あたりの金額を計算すると約650円くらいです。
スーパーなどでお弁当を買う時に「650円/日」だけを意識して買うようにすれば、1ヵ月を通してもだいたい20,000円の予算内には収まります。
また、自分の保有している金融資産に関してもエクセルで管理表を作り管理をしていますが、毎日株価の変動などをチェックするのは精神的にもあまり良くないので、1ヵ月に1回だけ管理表を更新しています。
これだけの管理だけでほとんど手間は掛かりませんし、むしろ毎月お金が増えていく様子を可視化することでモチベーションを維持する事もできます。
毎月の給料は不労所得と同じと考えてみる
会社員であれば毎月決まった日に給料が振り込まれます。
特別優秀ではなくても大きな成果を出せなくても、日本の会社は従業員を簡単にクビにできないので、普通に働いていれば毎月それなりの給料はもらえるはずです。
私は会社員の給料は不労所得と同じだと捉えて日々を過ごしてみるとどうかと考えています。
「生活のために働く」「趣味のために働く」「家族のために働く」など、働く理由は人それぞれですが、お金のために働いているという人がほとんどだと思います。
この視点を少し変えて、「どのみちお金を貰えるんだったら楽しい仕事だけをやれば良いのでは?」と考えるようになりました。
以前、私も会社で良い成績を出そうと躍起になっている時期もありましたが、その年の私の人事考課は「普通よりもちょっと良い」というレベルでした。
当時の私としては寝る間も惜しんで会社のために尽くしたつもりでしたが、それは私の勝手な思い上がりであり、会社の評価と私の期待に大きな溝がある事が分かりました。
それならばいっそのこと会社ではそれなりに頑張って、それなりの成果を出せればいいやと気楽に考えて会社と付き合っていこうと思えるようになりました。
つまりどうせ面倒な仕事をするのであれば、趣味のように楽しんでやってしまった方が気持ちは楽だという事に気付いたのです。
まとめ
今回は30代会社員のリアルな給料明細をお伝えし、FIRE達成のために私が実践している事も紹介しました。
FIREを達成するためには、収入を増やして投資の入金力を上げながら、生活コストを出来るだけ下げる事が必要です。
生活コストを下げても幸福感はほとんど下がらず、むしろ増していると実感しています。
私は投資やFIREなどの情報を公開しているので、興味があれば関連記事もご覧ください。