30代会社員のなおつんです。
今回はSBIグループが国内初の暗号資産のETFを2021年個人投資家向けに募集開始する事を発表したので、今分かっている事を元に暗号資産ETFついて解説します。
私は資産運用をこのブログで公開しているので、興味がある方は関連記事をぜひご覧ください。
SBIから国内初の暗号資産ファンドが発表された
SBIグループが2021年7月29日に公開した決算説明会の資料によると、SBIから国内初の「暗号資産ファンド」を2021年の秋から募集開始する事が発表されました。

SBIの決算報告の資料にはSBI暗号資産ファンドは、暗号資産の代名詞である「ビットコイン」「イーサリアム」をはじめとした「XRP」「ビットコインキャッシュ」「ライトコイン」などを組み入れたファンドをSBIオルタナティブ・アセットマネジメントが設定して運用する事が書かれています。
このファンドをSBI証券などを通じて個人投資家へ販売される予定です。
①SBIグループのリソースを結集した「暗号資産ファンド」を個人投資家に提供
②株、債券等の伝統的資産との相関性が低い「暗号資産」は分散投資の効果を高める
このファンドは匿名組合の方式であり、最低の投資金額は100万円~300万円となる見込みなので、主に資金に程度余裕があり、他に運用実績もある富裕層向けのファンドとなるようです。

【匿名組合とは?】
不特定多数の投資家から一定金額の資金を集めて大きな資金をファンドに投資して、運用益の一部を投資家に還元する方法です。
また、このファンドは3~5年の中期的な運用をし、年率10%以上のリターンを目指すファンドになる予定です。
つまりリターンが高い代わりに投資中級者以上へ販売するなど一定のハードルが設けられる可能性もあります。
ビットコインなどの暗号資産は世界中で広がりを見せているなか、株式などの資産と同じように価格の変動が大きく、現金のように価値の保存としての機能やモノをやサービスを購入するための手段としてはまだまだ不完全であると言えます。
そのためこれら暗号資産は運用益を目的と投資対象として見られることが多いのも現状です。
とはいえSBIから募集される暗号資産ファンドが今後どのようなものになるのか非常に楽しみです。
この暗号資産ファンドがある程度の実績を積み上げる事が出来れば、近い将来的に投資初心者でも投資できる暗号資産ファンドが誕生するかも知れません。
アメリカでもビットコインETF承認の流れが
世界中で広がりを見せている暗号資産ですが、複数の暗号資産に一本の商品で投資が出来る投資信託(ETF)が2021年10月19日にアメリカの証券取引所(SEC)ではじめて承認されたことがニュースとなりました。
このETFが承認された事でビットコインの価格は大きく値上がりし、暗号資産に注目をしていた投資家が大きく期待を膨らませました。
アメリカ以外の国ではカナダがいち早くビットコインに関連したETFが2021年2月に承認されています。
さらに、同時期にバミューダでもビットコインを中心とした同様のETFが承認を受け取引が開始されています。
世界でもこのような動きがより一層加速するなか、日本国内でSBIグループが暗号資産ファンドを募集開始の発表をしたことは必然とも言えます。
そういう意味では世界の中でも日本は暗号資産の運用に関しては幸先の良いスタートを切れる事になりそうです。
まとめ
今回SBIから暗号資産ファンドが解禁される事を見ると、今後の暗号資産市場に関しての見通しは割と明るいと言えます。
・SBIから2021年秋ごろに暗号資産ファンドの募集が開始
・世界各国で暗号資産ETFが承認されて、市場の期待感が膨らむ
・暗号資産はハイリスク・ハイリターンの投資商品
とはいっても暗号資産や仮想通貨はボラティリティ(価格変動の幅)が大きく、ハイリスク・ハイリターンの投資なので投資初心者にはまだまだおすすめできません。
今後投資家としてのレベルアップを図るべく余裕資金で手軽に行える、暗号資産ファンドが誕生してくれるのを期待しながらも、ポートフォリオを広げる選択肢になれば良いと思います。
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