30代会社員のなおつんです。
このブログでは30代会社員の悩みを同じ会社員へ向け共有し、今日よりも明日へ一歩前進できるような記事を書いています。
コロナ禍で多くの企業が業績不振に陥っている中でも財務的に高い企業トップ5社の直近の業績を比較したいと思います。
トップ5社のランキングそのものはダイヤモンドオンラインのニュース記事の一部を参考にさせていただき、そこに各社の業績を加えてこの記事を作成しています。
一方で転職市場はここ数年でも年々拡大しており、コロナ禍によって転職する人材の動きや傾向が今後はさらに顕著に表れてくると予想出来ます。
そのため、様々な企業の業績や財務状態を把握しておくことは非常に重要と言えるでしょう。

コロナの影響によって労働人口はどのように動くか、市場を把握するために企業業績を知る事が転職にも役に立ちます。
コロナに負けない外食産業トップ5社
コロナに負けない外食産業のトップ5社を見ていきましょう。
順位は流動比率の高い順番に並べています。
流動比率についておさらい
流動比率とは、簡単にいうとすぐに返さないといけない会社の借金に対して現金などの資産がどのくらいあるかという企業の財務安全性を計る指標です。
流動資産は数値が高い方が安全と言われ、以下に例を挙げるとAさんの場合は貯金100万円に対して借金が少ないので流動比率500%ですが、一方でBさんは貯金100万円に対して借金が多く流動比率は50%です。
家計の場合は貯金と借金という言葉を使いましたが、企業の財務計算の場合はもう少し複雑になり「流動資産」と「流動負債」を使ってって計算します。
流動資産の計算方法は以下の計算式です。
流動資産と流動負債には以下のようなものがあります。
読んで字のごとく、現金や現金と同等に扱われる流動的な資産や負債の事を意味しています。
不動産などの固定資産はすぐに現金化が出来ないため流動資産には含まれません。
流動比率と収益の関係性
流動比率が高いと財務上の安全性は高くなりますが、企業の業績を上げる収益性は悪くなる傾向にあります。
その理由は、例えば現金を潤沢に持っている会社はいざという時には難なく借金を払う事が出来ます。
その代わりに現金自体は何も収益を生まないので、工場を作ったり店舗を作って稼ぐ資産に投資をした方が儲かるし資産の効率は良くなります。
そのため流動比率は100~200%程度にしている企業が多いです。
自己資本比率との比較
先ほどのランキング表をもう一度見てみると、どの企業も流動比率がかなり高い企業ばかりです。
企業の財務安全性を見る上でもうひとつ重要な指標が「自己資本比率」で、これは借金ではない自己資金の大きさを表す指標の事ですが、流動比率が高い企業は自己資本比率も高くなる傾向にあるようです。
安全性重視か収益性重視か、これらの数値を見るだけで企業の経営方針が見えてくることもあります。
各社の直近の業績
次に各社の直近の業績をまとめました。
壱番屋とアークランドサービス以外は赤字の決算となっています。
外食産業は政府からの営業停止などの要請により店舗休業や営業時間の短縮によりテイクアウトやデリバリーなどの売上は一時的に伸長したものの全体の売上減少が今回の結果を招いている事は間違いありません。
この潤沢な資金を商品やサービスの開発や設備投資に回して攻めるのか、目の前の借入金の返済などに充てるのかは、このコロナ禍の中で重要な経営判断となるところでしょう。
まとめ
コロナの影響は今後いつまで続くかは不透明なので、長期的に外食産業がダメージを受けて資金繰りに困った時には、現金などの資産がたくさんある企業が生き残れる可能性は高くなります。
外食産業は私たちの衣食住を支える企業なので今後ともテイクアウトやデリバリーなど新様式にマッチした商品やサービスの開発に期待したいと思います。

外食産業は本当に頑張って欲しい。
今後とも応援していきます。
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