自動でおまかせ資産運用「SUSTEN(サステン)」の特徴とメリット・デメリット

投資を学ぶのに役に立つ

30代会社員のなおつんです。

このブログでは30代会社員の悩みを同じ会社員へ向け共有し、今日よりも明日へ一歩前進できるような記事を書いています。

今回は株式会社sustenキャピタル・マネジメントから誕生した、自動でおまかせ資産運用「SUSTEN(サステン)」について特徴とメリット・デメリットを解説していきます。

この近年では「ロボアドバイザー投資」というサービスが増加しており、「SUSTEN(サステン)」もその仲間となります。

私は資産運用の実績などをこのブログで公開しているので、気になる方は関連記事をご確認ください。

「ロボアドバイザー」とは

「ロボアドバイザー」とは主に投資初心者向けに開発された投資サービスの事で、難しい投資をプロやAIにまかせて手軽に資産運用をしてくれるという特徴があります。

投資初心者は株や債券などの知識や経験が浅いため、個別の銘柄を選んだりして投資を行うハードルが非常に高いと言えます。

さらに投資にはリスクが伴い失敗すると損をする可能性があるので、この現状が心理的なハードルをさらに高めているようです。

「ロボアドバイザー」という言葉からも分かるように、銘柄の分析やその人に合った投資手法をAIが代わりに行い、投資家はロボアドバイザーに自分の年齢や生活スタイルなどの情報を入力するだけで適切な資産配分を設定してくれるという便利なサービスです。

最近では「老後2000万円問題」や「長期デフレ」などの社会問題のあおりを受けて、資産運用を始める人が増えており、それに伴ってロボアドバイザーなどの投資サービスも各社から誕生しています。

そのため少し昔では「投資はお金持ちがやるもの」という印象が強かったのですが、ここ数年では「誰もが投資をする時代」と価値観も変化している事が分かります。

「SUSTEN(サステン)」の特徴

SUSTENウェブサイトから抜粋

ロボアドバイザーとは、資産運用を自動で行ってくれるサービスのことで、「SUSTEN」は「株式会社sustenキャピタル・マネジメント」が提供しているロボアドバイザー投資サービスの名称です。

「SUSTEN」の特徴は、投資家が支払う手数料を完全成果報酬型とする事で、リターンが出ない場合は手数料が発生しないというサービスを展開しているところです。

「SUSTEN」の手数料の仕組みは後ほど詳しく解説しますが、おまかせで便利である事と引き換えにあるロボアドバイザー投資特有の手数料の高さをこのサービスでは考慮した設計となっています。

また、従来型のロボアドバイザー投資と異なる点は、今までは組み入れる事が難しかった最新の金融工学理論を反映した運用戦略を実装しているところです。

「SUSTEN」は2021年2月に一般公開された事で話題になりましたが、まだまだ新しいサービスといえます。

株式会社sustenキャピタル・マネジメントについて

「SUSTEN」を提供する株式会社sustenキャピタル・マネジメントについて簡単に紹介します。

会社名:株式会社sustenキャピタル・マネジメント(サステン・キャピタル・マネジメント)
所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門一丁目3番1号 東京虎ノ門グローバルスクエア
設立:2019年7月

資本金:10億585万円(資本準備金を含む、2021年7月1日時点)
事業内容:個人及び機関投資家向け投資運用サービスの提供

主な沿革は以下の通りです。

2019年07月 株式会社sustenキャピタル・マネジメント設立(資本金及び資本準備金2,500万円)

2019年08月 日本橋兜町オフィス開設

2019年11月 資本金及び資本準備金を1億500万円に増資

2020年05月 資本金及び資本準備金を4億500万円に増資

2021年02月 日本初の完全成果報酬型おまかせ資産運用サービス「SUSTEN(サステン)」の一般公開

「susten」の語源は『誰もが安心して暮らせるsustainableな社会の実現』という会社のビジョンから来ております。

人口減少や年金問題に直面する現在の日本においても、テクノロジーを駆使した資産運用業の在るべき姿を見直して、『家族や友人にすすめられる投資運用サービスの創出』をコンセプトにSUSTENは誕生したようです。

 

「SUSTEN(サステン)」のメリット

「SUSTEN」のメリットは以下の通りです。

① 高度な資産運用を個人で行える
② 取引を全てスマホで完結できる& おまかせ資産運用できる

③ 業界では初となる成果報酬型の料金設定である
① 高度な資産運用を個人で行える

「SUSTEN」の最大のメリットは時間や手間がほとんど掛からないのがメリットですが、投資家が口座開設した後に最初に行う事は「運用プラン診断」です。

簡単な質問に答えるだけで「SUSTEN」が予め用意している9つの運用タイプの中からその人にあった最適なポートフォリオとなるような運用を提案してくれます。

SUSTENから引用

診断内容や質問項目は以下の通りです。

1、年齢
2、年収
3、毎月、貯蓄に回せる金額
4、現在の貯金額
5、現在の資産運用状況
6、資産運用リスクの考え方(選択式)
7、資産運用の目標期間(選択式)
8、株式市場との連動性の重視(選択式)

上記の簡単な質問に答えると投資家のタイプを診断してくれて、初期投資額や毎月の積み立額、運用の結果をシミュレーションしてくれます。

上記は初期投資額10万円として毎月1万円ずつ積み立て投資を行い、30年間運用した場合のシミュレーションですが、投資元本370万円に対して、どのくらい増えるかを各パーセンテージで表記してくれます。

まずは無料でシミュレーションSUSTEN

② 取引を全てスマホで完結できる & おまかせ資産運用できる

「SUSTEN」は申し込みから取引まで全てスマートフォンで完結できる点がメリットです。

しかも一度設定をしてしまえばほぼ自動で積み立てや運用も行ってくれるので、投資家はその後は何もする事はありません。

やることいえば時々スマートフォンで運用実績や資産残高などを確認する程度です。

本格的に投資を行うのであれば、世界の経済状況に高いアンテナを張り、個別銘柄の選定や為替などの情報収集を行うというかなり手間も時間も掛かりますが、「SUSTEN」はこれらの作業をすべてお任せできるので運用に時間を割く必要もありません。

なおつん(左)
なおつん

もともとロボアドバイザー投資は「ロボットやAIに全ておまかせ」といった背景から生まれています。

③ 業界では初となる成果報酬型の料金設定である

「SUSTEN」が他のロボアドバイザー投資と違う点は、業界では初となる完全成果報酬型の手数料体系を採用しているところです。

完全成果報酬型は「プロフィットシェア型」とも言われ、簡単にいうと過去の最高評価額を更新した時だけ成果報酬として手数料が発生し、運用の利益が出なければ実質的に投資家が支払う費用は発生しないという仕組みです。

この仕組みをもっと深く理解するために、SUSTENのウェブサイトにある成果報酬の例の図を使いながら解説していきます。

SUSTENウェブサイトから引用

上記は資産残高の推移を棒グラフで表したものですが、4月末から5月末にかけて資産は増加しています。

この時、HWM(ハイ・ウォーター・マーク)が更新されて、発生した利益に対して成果報酬が発生します。

6月末には資産が下がっているので成果報酬は発生しません。また、7月末においても前月からは少し資産が増加していますが、5月末時点と比較すると最高額を更新してはいないので、HWMは更新されず、この場合も成果報酬は発生しません。

8月末には資産が増加してHWMが更新されているので、再び成果報酬が発生します。

こういった料金体系にすることで、SUSTEN側も成果を出す事に責任が伴うため、投資家にとっては安心材料となる仕組みです。

また、HWMが更新皿た時に支払う金額については以下のようになっています。

SUSTENウェブサイトから引用

手数料はHWMが更新された分に1.1/6~1.1/9の係数を掛ける事で算出される仕組みになっています。(1.1/6~1.1/9 を計算すると 0.183~0.122の範囲になります。)

さらに投資家の資産によって会員ステージが設けられており、資産額が上がればそれに伴って手数料が安くなっていくという建付けです。

つまりHWMの更新分が1万円だったとすると、会員ランクがステージ1の人の場合は、

10,000 × 0.183 = 1,830円の成果報酬が発生することになります。

「SUSTEN(サステン)」のデメリット

「ザ・ハイブリッド」のデメリットは以下の通りです。

① 投資の自由度が少ない
② 手数料はそこまで安くない(むしろ割高かも!?)
① 投資の自由度が少ない

ロボアドバイザー投資全般に言える事ですが、SUSTENが資産運用お任せサービスである以上は投資家が細かいポートフォリオの設定などは出来ません。

投資家が出来る事は毎月の積み立て金額の変更や診断に基づくコースの変更のみとなっております。

SUSTENは投資初心者向けに開発されたサービスといえるため、数年の投資経験がある方自分で投資信託を選別したり、個別株の取り引きをした方が投資の醍醐味を味わえると思います。

いずれにしてもおまかせというのがSUSTENのウリになるので、人によって向き不向きはあると思います。

② 手数料はそこまで安くない(むしろ割高かも!?)

「SUSTEN」は業界初となる完全成果報酬型の手数料体系を構築し、投資家と運営側が同じ方向を向いて成果を目指せるサービスを開発しました。

一般的なロボアドバイザー投資では投資家が支払う手数料は、資産残高に対してだいたい1%前後のものがほとんどです。

では「SUSTEN」の実際の手数料はどのくらいになるのか検証しますが、結論を先にいうと他社のロボアドバイザー投資の手数料とほとんど変わりませんでした。それどころか、むしろ「SUSTEN」の方が若干手数料が高くなる傾向にあるかも知れない事が分かりました。

実際の手数料を算出するために「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」というファンドを使用しました。このファンドを使った理由は株式や債券、REITやコモディティなど幅広い資産に分散されており、SUSTENが運用するポートフォリオと比較的近いと思ったためです。

上記は2021年2月~8月のeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の月末の基準価額の推移を表したグラフです。棒グラフの中で赤い部分は、最高値を更新した部分でつまりHWMが更新した分と考えてもらえば良いです。

この7ヵ月間で最高値を更新したのは4回あり、その基準価格分はそれぞれ「409円」「209円」「162円」「210円」となっています。

このファンドに最初10万円を投資して運用したと仮定して、HWMが更新された4回分に手数料の掛け率1.1/9(一番安い料率を採用)を掛けると、それぞれの月で「405円」「207円」「161円」「208円」の手数料が発生する事になります。

さらにこの7カ月間の基準価額の平均値と手数料の合計を求めて、実際に資産残高に掛かる手数料の利率を計算します。

分かりやすくまとめた図が以下の通りです。

運用期間は7カ月と短い期間ですが、手数料が合計で981円も支払っており、平均の資産残高105,376円から割合を計算すると、実際に支払う手数料は0.93%となります。

このシミュレーションは、手数料が最安値である会員ステージが一番上の計算式を採用して計算した場合ですが、会員ステージが一番したの料率で計算しなおした場合は実質手数料が1,472にもなり、手数料割合は1.40%と一般的なロボアドバイザー投資の手数料と比較しても割高になります。

もちろんこれはシミュレーションですので、もっと長期間運用した場合や他のファンドと比較した場合は少し違った結果になるかも知れませんが、「SUSTEN」はそれほど手数料が安くないという事が分かりました。

投資のリスク

自動で資産運用をしてくれて、しかも長期間で高い利回りを期待できるロボアドバイザーの「ザ・ハイブリッド」ですが、投資を始める方は絶対に理解しておかなければいけないのが「投資のリスク」です。

投資の世界では「絶対に儲かる」という事はあり得ません。

「長期・分散・積立」によって限りなくリスクを低くする事が出来ますが、株価の暴落や市場の変化によっては運用成績が落ち込み、最悪の場合は元本割れするリスクが常にある事は正しく理解しておく必要があります。

また、投資はリスクとリターンが比例しているので、ハイリターンを狙う時にはハイリスクが必ずセットになる事を考慮する必要があります。

2020年3月のコロナショックによって保有していた資産が大きく目減りした人も多いはずで、定期的にこういった暴落は必ず起きると思っておいた方が身のためです。

 

「手軽さ」や「簡単」の裏にあるものとは?

「SUSTEN」のように誰でも手軽に投資が出来て、しかも将来お金を増やしてくれるなんて夢のようなサービスの裏側にあるものが「手数料」です。

先ほども解説しましたが、資産運用サービスのおかげで投資がより身近になる一方で、それに掛かるコストの部分に無頓着な人は多いと思います。

「SUSTEN」では業界初の成果型報酬の手数料を採用していますが、他のロボアドバイザー投資サービスと比較しても今のところは特に大きなメリットは感じられません。

便利なサービスが生まれると何に投資をしているかを自分で調べもしなくなるので、投資家が「思考停止」になる可能性もあります。

そのためロボアドバイザーを利用する際は、どの国にどんな資産がどのくらい投資されているのかくらいは時々確認しておく事を強くおすすめします。

さいごに

今回は自動でおまかせ資産運用「SUSTEN(サステン)」について解説してきました。メリットとデメリットを再度おさらいしておきます。

【メリット】
① 高度な資産運用を個人で行える
② 取引を全てスマホで完結できる& おまかせ資産運用できる

③ 業界では初となる成果報酬型の料金設定である
【デメリット】
① 投資の自由度が少ない
② 手数料はそこまで安くない(むしろ割高かも!?)

私は個人投資家として様々な投資サービスに挑戦したり日々勉強をしていますが、投資をする本来の目的は「お金を増やすこと」なので、多少の手間と時間を掛けてでも自分でしっかり理解して判断する事を心がけています。

ロボアドバイザーのようなサービスが各社から出てきたおかげで、投資がより私たちにとって身近なものになり誰もがその恩恵を享受出来る事は素晴らしいと思う一方で、自分自身でも経済や金融に興味を持って接する覚悟が必要になります。

この記事を読んでくれた方は、「手間を掛けるか」「お金を掛けるか」を考えた上で「SUSTEN(サステン)」を利用する事を検討してみてはいかがでしょうか。

このブログでは会社員や学生さんの役に立つ情報や考え方を発信しています。

ぜひ興味があれば別の記事を読んでいただきお役に立てればと思います。

まずは無料でシミュレーションSUSTEN

なおつん Lv.若手平社員

30代会社員のなおつんです。
このブログでは30代会社員の悩みを同じ会社員へ向け共有し、今日よりも明日へ一歩前進できるような記事を書いています。

私は製造業(メーカー)の営業系の部署で働いており、年に数回海外出張もします。

個人投資家として様々な投資案件もチャレンジしてFIREを目指して奮闘中です。
会社員や投資家の方にとって有益な情報を発信しています。

なおつん Lv.若手平社員をフォローする
投資を学ぶのに役に立つ
シェアする
なおつん Lv.若手平社員をフォローする
30代会社員ブロガーの末路