老後資金いくらあれば豊かに生きられるか?

生活の役に立つ

30代会社員のなおつんです。

このブログでは30代会社員の悩みを同じ会社員へ向け共有し、今日よりも明日へ一歩前進できるような記事を書いています。

「老後2000万円問題」は2019年6月に金融庁のワーキンググループから発表された報告書で、当時はかなり話題になり、今となっても常に頭の片隅にある将来への不安を連想させます。

今回はこの問題について個人投資家の私が老後必要になるであろうお金について考えてみます。

私は個人投資家として資産運用の実績を公開したり、NISAやiDeCoなどの制度についても解説していますので、気になる方は他の記事もご覧ください。

結論、老後に必要なのは「お金」ではない

日本では少子高齢化が今後も加速すると予想され、その結果2065年には人口の約38%が65歳以上の高齢者になると予想されています。

出典:人口問題研究所「将来推計人口」

生きている以上は誰しもが必ず過ごす老後生活ですが、「老後2000万円問題」やこれらのデータを見ると漠然とした不安だけが残ります。

日本社会が少子高齢化になる理由は様々ですが、このひとつの要因として独身世帯が増えている事も考えられます。

この独身世帯が老後をどのように豊かに過ごしていくかは、現役世代である私たちにとってはまだ先の事なので、私の周りでは「何とかなるでしょ。」とあまり考えないようにしている人が多い印象を受けます。

しかしほぼ確実に訪れる未来であるならば早めの対策をしておく必要があります。

この話を同僚にすると「ちゃんと考えてて真面目だねー」なんて言われたりしますが、真面目でもなんでもなく、ただ私の中の生存本能が強く働いているだけだと思っています。

 

今回は老後いくら必要かという解説は後にしておいて、今回の記事で一番伝えたい事の結論を先に言います。

老後生活に必要なのは「お金」ではなく、「人や社会とのつながり」です。

個人投資家やFIREを目指している人からすると拍子抜けする結論かもしれませんが、これが私が考えた結論です。

この理由とこの結論に至るまでを細かく解説していきます。

考え方やメンタル的な話ばかりですが、現役世代からコツコツと資産形成することが出来てお金に余裕が生まれた時の事を考えておいた方が良いというのが私の持論です。

お金、貨幣の概念が変化している

「お金(貨幣)」の意味を正しく理解している人はあまり多くないと思います。

ここで詳細の説明はしませんが、お金というのは本来は借用書という性質があり、無限に創出させることができます。

キャッシュレスの現代と言われている日本においても未だに現金で支払いする人が多いですが、海外だとかなり前からキャッシュレスは導入されており、中国では2002年頃からすでにキャッシュレスを始めていたようです。

このようにお金はすでにデジタルの情報として取り扱いされているため、「働いてお金を稼ぎ、そのお金で生活をする」という一連の流れにおいて、お金を取引の手段にしているだけに過ぎません。

日本でもさらにキャッシュレス化がさらに進むことで、お金と貨幣の概念が変化し「仕事の対価はお金」という考え方も変わっていくといわれています。

つまり、未来にはお金が無くても生活ができるような社会が誕生してくる可能性があり、その時になればすでにお金の価値がゼロになっているかも知れないという意味です。

 

お金で買えないものがある

もう一つは「お金」で買えないものがたくさんあるという事で、この考え方もとても重要だと考えています。

例えば現役でバリバリ働いている方は同僚や部下とのコミュニケーションをする事で、大変ながらもそれなりの充足感は味わえていると思います。

しかし定年退職をして老後生活になった途端、部下や同僚との縁も遠くなり孤独を感じる人も多いと聞きます。

趣味が合う同僚がいて退職後も付き合いがあれば良いですが、老後になって新しい趣味を作って友人関係を気付くのはそれなりのエネルギーが必要です。

定年退職を60歳でして雇用延長して70歳まで働いたとしても、いまの70歳は元気な方も多いのでやりたい事はいくらでもあるかも知れませんが、本当に信頼できる友人や人間関係は長い時間を掛けて築かれるため、お金を出しても買えないものの代表だといえます。

 

お金があり過ぎて不安である

お金があり過ぎて困るという話は聞いた事はありませんが、富裕層といわれている人がお金が減るのが不安で夜眠れないという話は聞いた事があります。

プロスペクト理論という考え方があり、これは例えばギャンブルなどで利益を出した時の喜びの大きさと損失を出した時の悲しさは同じ価値のものでも、損失を出した時の方が悲しさが大きいという理論です。

100万円儲けた時と100万円損した時を比較すると、損した時の方が悲しさが大きいため人間は無意識的に損失を避ける判断をする傾向があるそうです。

もう一つ例を挙げると、1億円の貯金を持っている人が散在して1,000万円まで減らした場合と、コツコツ貯金して1,000万円まで貯めた場合とでは、同じ1,000万円でも前者の方が悲しいですよね。

投資や資産運用をやっている人は分かると思いますが、資産が増えれば増えるほど毎日の株価や為替の影響が大きくなり、日々動く金額も大きくなります。

1日で数万円も資産が上下する事はザラにあるので、この感覚に慣れていなければ非常に不安になる事もあるし、大きく下落して価値がゼロになる可能性もあるので投資メンタルを鍛えなければ不安でしょうがない毎日を送る事にもなります。

私は資産運用の実績を毎月更新しているので、運用成績が気になる方はぜひご覧ください。

結局、老後生活にはいくら必要なのか

実際に老後必要になる資金についても簡単に試算してみます。

ただし家族構成、生活スタイル、年齢、寿命などの状況によって老後に必要な資金は大きく変わるので一概に○○円とはいえませんが、金融庁のレポートで出した試算と私が考える実際に必要な資金を考えてみたいと思います。

金融庁のレポートによる老後資金の試算

金融庁が出した「老後2,000万円問題」のレポートによると、平均的な夫婦が定年退職して90歳まで生きる場合、公的年金があったとしても毎月約5.5万円の赤字が出ると予測しています。

一カ月5.5万円の赤字なので1年で約66万円、これを30年間続けると1,980万円が必要となるため、2,000万円あれば安心という結果となっています。

これに関してはかなり物議を醸しており、一番大きな疑問点は夫婦の生活費を1ヵ月あたり約26.3万円で計算しているところです。

老後の生活は医療費や娯楽費などが多少増える考えても毎月26.3万円も使うのは贅沢な暮らしでは?と個人的に思うのと、今後平均寿命がさらに延びた事を考えると必要な金額はもっと変わってくると思います。

また、結婚をせずに生涯「おひとりさま」の世代も増えていく事を考えると、多少現実離れした試算であると思います。

 

私が考える老後に必要な資金

私がかなり偏見を交えて試算した老後必要な資金は4,500万円です。

「2,000万円よりも多いじゃん」と多くの反感を買いそうですがこれには理由があります。

まず、前提としては公的年金はあてにしない事が理由の一つです。

ネットでは「年金は貰えるの?貰えないの?」という事がたびたび話題に上がりますが、これは国の政策によるものであまり期待も出来ないため、今の現役世代はもう公的年金は無いものとして考えて次に進む方が賢明な方法だと言えるためです。

なおつん(左)
なおつん

もちろん有権者が声を上げる事はとても重要です。
なので選挙に行きましょう!

公的年金が無い場合は、貯金や投資によって資金をまかなう必要がありますが、私が考える老後資金はせいぜい月15万円で年間180万円程度だと考えています。

投資家目線で年間180万円を稼ぐと考えると、必要になる運用資金が4,500万円となります。

4,500万円を毎年4%で運用した場合の収益が年間180万円となるため、理論的には公的資金が無くても生活が成り立ちます。

もちろんこれは試算ですので全ての人は対象ではありませんが、過去の米国株式の年間リターンが3~7%程度だと考えると十分に現実的になると思います。

それでもまだ不安という方への対策としては「出来るだけ長く働く」という事で、実はこれが一番の老後対策だといわれています。

「そんなに長く働きたくない!」という意見があるかも知れませんが、いまの時代は働き方は多種多様ですし、これからもっとそれが加速すると思います。

また、働くといっても現役のように汗水垂らして働くのではなく、自分の好きな事や趣味の延長線上で働くことも可能な時代です。

絵を描くのが好きならばそれをインターネットで販売して少しだけ稼ぐとか、ブログやSNSで好きな事を語ってみるとか、いまでは自宅に居ながら自分のペースで働くことが可能になっています。

ちなみに私の両親は70歳と60歳を超えてすでに年金暮らしですが、「死ぬまで働きたい。働いていないと暇でしょうがない。」といって今でもパートの仕事をしています。

「働く」という事をそれほどネガティブに捉える必要は全くなく、自分に出来る事で少しだけお金を稼ぎながら社会とのつながりを持つことで人生を豊かに生きる方法を考える方が「お金に困らない」生活が実現できると考えています。

「お金」だけで豊かさを語るのは今すぐ卒業した方が良い

老後を豊かに生きるためには「お金」が必要なのではなく、「人や社会とのつながり」が必要という話をしてきました。

これだけ時代が変化している中で老後に必要なお金をいくら正確に試算したとしてもキリが無いかもしれません。

人や社会とのつながりが濃厚であれば、古き良き日本のように困った時にお互い助け合える環境を作れるかも知れませんし、近い将来は労働の対価はお金ではなく、何か別のモノかも知れません。(例えば野菜や米の現物支給など)

こういう時代が来た場合に備えて考えた時に「お金だけで豊かさを語るのはすぐに卒業した方が良い」ということです。

結局は人間が生きる社会ですので、どう豊かに生きるかを自分達で考えて実現していく事が豊かな老後を生きるために必要だと私は考えます。

それでも「老後資金はいくら必要なのか」という話題はいまの日本の現役世代にとっては尽きない話題となるので、もし仮に私が試算するのであれば最低4,500万円必要というのが私の結論でした。

なおつん(左)
なおつん

いま自分が出来る事を考えて行動していくだけなので、私はこれからも投資を続けます。

このブログでは会社員や学生さんの役に立つ情報や考え方を発信しています。

ぜひ興味があれば別の記事を読んでいただきお役に立てればと思います。

なおつん Lv.若手平社員

30代会社員のなおつんです。
このブログでは30代会社員の悩みを同じ会社員へ向け共有し、今日よりも明日へ一歩前進できるような記事を書いています。

私は製造業(メーカー)の営業系の部署で働いており、年に数回海外出張もします。

個人投資家として様々な投資案件もチャレンジしてFIREを目指して奮闘中です。
会社員や投資家の方にとって有益な情報を発信しています。

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