ロボアドバイザー投資「WealthNavi(ウェルスナビ)」のメリットとデメリット

投資を学ぶのに役に立つ

30代会社員のなおつんです。

このブログでは30代会社員の悩みを同じ会社員へ向け共有し、今日よりも明日へ一歩前進できるような記事を書いています。

今回は最近よく話題になっているロボアドバイザー投資の代名詞ともいえる「WealthNavi(ウェルスナビ)」についてメリットとデメリットを解説していきます。

2020年のコロナショックによって投資や資産運用を始める人が増えていますが、ロボアドバイザーという投資のサービスが誕生することで、投資がもっと身近になってきたと感じます。

私は資産運用の実績などを公開しているので、気になる方は関連記事をご確認ください。

「ロボアドバイザー」とは

近年「ロボアドバイザー」という言葉を良く聞きますが、この言葉に関しては私が調べたところによると明確な定義を記したものはありませんでした。

ちなみに経済産業省のウェブサイトにある特許情報を検索できるサービスの「J-PlatPat」でも「ロボアドバイザー」という言葉はヒットしませんでした。

出典:経済産業省「特許情報プラットフォーム J-PlatPat」

明確な定義は無いものの、広く一般的に広まっている「ロボアドバイザーは投資手法のひとつ」という理解をしてもらえば良いと思います。

投資や資産運用については過去からやっている人はいましたが、「投資はお金持ちがやるもの」といったイメージを持たれる事が多かったのですが、もっと多くの人が身近に投資を感じながら実際に運用してもらうために始まったサービスと言えます。

ロボアドバイザーにお金を預けることでその人に合った資産割合や適切な投資を自動で行ってくれるシステムがロボアドバイザーの概念だと考えてもらえれば十分です。

「WealthNavi(ウェルスナビ)」とは

出典:WealthNavi(ウェルスナビ)

ロボアドバイザーは投資を自動で行ってくれる概念という話をしましたが、「WealthNavi(ウェルスナビ)」というのは、「株式会社ウェルスナビ」が提供しているサービスの名称です。

2019年に話題になった「老後2000万円問題」や、現役世代が抱える将来の「年金問題」や「退職金問題」を受けて、近年では各社から様々な資産運用を行うサービスを展開しています。

「WealthNavi」はその中のひとつとして、投資家(顧客)からお金を預かり、投資家に代わって資産運用する事で投資家の資産形成を促すというものです。

WealthNaviは「自動で資産運用」という事がメリットですので、運用の「ロボアドバイザー」として売り出しているところが特徴的です。

 

2021年7月時点では「WealthNavi」が投資家から預かった資産は5,000億円を超え、26万人以上が現在もこのサービスを利用しています。

次の項目でも詳しく解説しますが、このサービスは忙しくて投資に時間を割けない人や、投資を始めるにあたり何からやって良いのか分からないという人向けに設計されている事が特徴です。

「WealthNavi」のメリット

WealthNaviのメリットは以下のものがあります。

① 時間や手間をかけずにお任せできる
② スマホで手続きが完了できる
③ 金融庁が推奨する「長期・分散・積立」が誰でもできる
④ 長期運用の複利効果が期待できる
⑤ サービスが充実している
① 時間や手間をかけずにお任せできる

WealthNaviの最大のメリットは時間や手間がほとんど掛からない事です。

サービスを利用する際に年齢や家族構成など簡単な質問に答えるだけで、ロボアドバイザーが株式・債券・不動産などを適切な配分になるようにリターンとリスクのポートフォリオを提案し自動的に運用も行ってくれるため、投資や金融の知識はほとんど必要ありません。

出典:WealthNavi

診断による質問の回答によって決められた最適な資産配分になるように自動で資産を買付けしてくれるので、最初の設定だけ行えば投資家の手間はほとんどありません。

このサービスならば「投資は損しそうで怖い」という人に対しても安心してサポート出来るような配慮がされているので投資初心者にとても優しいサービスだといえます。

 

② スマホで手続きが完結できる

自動で運用してくれるWealthNaviですが、自分の運用成績や資産の残高を確認したい時、または資産の配分を変更したい時などもスマホで全て完結が出来るのが特徴です。

現代はスマホで何でも出来てしまうので、これは時代の流れに乗ったという事だと思いますが、これも非常に便利なサービスの一つといえます。

出典:WealthNavi

 

③ 金融庁が推奨する「長期・分散・積立」が誰でもできる

投資の王道といえば「長期・分散・積立」が基本であり、金融庁もこの方法を推奨しています。

近年話題になっている「NISA」や「iDeCo(イデコ)」などの制度もこの考え方を元に制度が設計されています。

WealthNaviでも自動で「長期・分散・投資」を行ってくれるため、その人に合った最適なポートフォリオの実現と運用を可能にしてくれます。

出典:WealthNavi

さらにWealthNaviでは、最初の10万円だけ入金が必要にはなりますが、あとは毎月積み立て金額が1万円から設定ができるので、無理のない範囲で小額からの投資が可能になっています。

 

④ 長期運用の複利効果が期待できる

投資において一番効果が発揮できるのは「複利効果」です。

投資で得られた利益に対してさらに利益が重なっていく事で、長期的には雪だるま式に資産が増やしていく事が期待できます。

複利効果をより理解するために以下のグラフを出しましたが、グラフの青い線は3%の利回りで1か月に33,000円ずつ積み立てて30年間運用した場合で、オレンジの線は運用をせずに33,000円ずつ貯金(利回りゼロ)を30年間行った場合の比較です。

グラフから見て分かるように30年後は約800万円の差が付いており、はじめは小さい利益でも時間が経てば経つほどその効果は大きくなっていく事が分かると思います。

これが複利効果のすごいところで、長期的になればなるほどその効果も大きくなります。

WealthNaviは毎月自動で積み立てる事が出来得るので、この複利効果を享受する事が出来ます。

 

⑤ サービスが充実している

WealthNaviは投資家に対して無料で参加が出来る資産運用オンラインセミナーを定期的に行っています。

なかなか投資が始められない方もセミナーに参加してじっくり検討する事ができるので、悩んでいる方は無料で参加してみるのも良いと思います。

セミナーの日程などは下記のリンクから最新情報を確認する事が出来ます。

WealthNaviの無料オンラインセミナーに参加する

「WealthNavi」のデメリット

WealthNaviのデメリットは以下のような事があります。

① 毎年1%の運用手数料が発生する
② 初回の投資金額が10万円必要になる
③ ネット上であまり良い話を聞かない
① 毎年1%の運用手数料が発生する

WealthNaviのデメリットとして運用手数料の割高さが挙げられます。

通常の株式や債券の投資信託であれば、運用手数料(信託報酬)が年0.1~0.5%程度の商品がほとんどですが、WealthNaviの場合はほぼ自動で運用などを行ってくれる便利さと引き換えに、毎年1%の手数料が発生します。

一般的な株式の投資信託の期待利回りは年率3~5%といわれているので、WealthNaviの手数料が1%という事は、単純計算で利回りが2~4%にまで減少してしまうという事です。

この1%の大きさをどう考えるかは人それぞれですが、30年間の運用した場合ではかなり大きな差となって運用成績に現れてきます。

注 預かり有価証券の時価評価額の合計額3,000万円以下の部分のみ。3,000万円以上の部分についての手数料率は0.5%。(WealthNavi契約締結時交付書面の一部から)

年間1%を支払ってでも面倒なポートフォリオの設計や運用も任せたいという人であれば、WealthNaviはおすすめですが、ある程度の投資経験もあって自分で運用商品を判断できる人にとってはこの手数料の大きさはネックになってくると思います。

なおつん(左)
なおつん

手間とコストをどう考えるかが「長期運用」する上で非常に重要な要素になります。

② 初回の投資金額が10万円必要になる

先ほどは毎月の積立額は1万円から設定が可能という説明をしましたが、投資を始めるためには最初に10万円をWealthNaviに入金する必要があります。

将来のリターンを考えれば小さな金額かも知れませんが、投資初心者が最初の一歩を踏み出すには多少ハードルが高いといえる金額かもしれません。

③ ネット上であまり良い話を聞かない

これは直接的なデメリットではありませんが、ロボアドバイザーやWealthNaviなどはネット上であまり良いうわさを聞かないことが挙げられます。

その理由としては、「手数料が高い」「バランス型ファンドで十分」という意見が多いなと感じました。

WealthNaviの手数料に関しては前項で説明した通りですが、WealthNavi最大のメリットである「お任せの運用」というのは、購入する金融商品によってはすでにこのメリットを満たしているものも多いのが現実です。

特に「バランス型ファンド」と呼ばれるものには、国内・海外の株式・債券・不動産・コモディティなどの資産を一本の商品にまとめて販売をしているものもあり、このようなバランス型ファンドひとつを購入するだけで分散が出来るものもあります。

出典:WealthNavi

一方でバランス型ファンドはきめ細かい資産配分までは行っておらず、資産が均等割りされているものがほとんどなので、この辺りはWealthNaviが有利といえそうです。

出典:eMAXISシリーズ バランス型ファンド目論見書

WealthNaviに関してネガティブな意見が多いのは、中~上級者の投資家にとってはロボアドバイザーは必要ないという理由などが挙げられるためといえそうです。

WealthNaviで「おまかせNISA」が可能になった

ロボアドバイザー投資である「WealthNavi」はおまかせで資産運用ができる事が最大の特徴でしたが、これに加えてNISA口座と連携しておまかせで運用できる「おまかせNISA」というサービスも展開しています。

出典:WealthNavi

もともとNISAは、運用益を非課税にする事が出来る非常にメリットの高い制度ですが、WealthNaviと組み合わせて使う事で、非課税とおまかせ運用の両方のメリットを同時に享受できるようになります。

「おまかせNISA」はWealthNaviのサービスの名称ですが、「一般NISA」と「特定口座」の両方の口座からWealthNaviが自動で最適な資産割合になるようにETFなどを売買します。

おまかせNISAの手数料は、毎年の資産の残高の1%(税込1.1%)となっています。

なおつん(左)
なおつん

「特定口座」とは、簡単にいえばNISA以外の口座の事です。
証券会社が投資家に代わって所得控除をしてくれる口座です。

NISAについては関連記事で詳しく解説しているので、合わせてご確認ください。

投資のリスク

自動で資産運用をしてくれて、しかも長期間で高い利回りを期待できるWealthNaviですが、投資を始める方は絶対に理解しておかなければいけないのが「投資のリスク」です。

投資の世界では「絶対に儲かる」という事はあり得ません。

「長期・分散・積立」によって限りなくリスクを低くする事が出来ますが、株価の暴落や市場の変化によっては運用成績が落ち込み、最悪の場合は元本割れするリスクが常にある事は正しく理解しておく必要があります。

また、投資はリスクとリターンが比例しているので、ハイリターンを狙う時にはハイリスクが必ずセットになる事を考慮する必要があります。

WealthNaviで投資が身近になったとはいえ、リスクを正しく理解していない人が多いと聞きます。

2020年3月のコロナショックによって保有していた資産が大きく目減りした人も多いと思いますが、数年に一度はこういった暴落が必ず来ることを肝に銘じておく覚悟が必要です。

多くの日本人は「投資」を学ぶ機会が少ない

日本人は先進国の中でも特にお金や投資に関する知識のレベルが低い国民と言われています。

私の周りでは「投資は怖い」「損するのが嫌だ」「貯金した方が良い」という声が圧倒的に多いです。

しかし最初に紹介した「老後2000万円問題」や「年金問題」が叫ばれているように、これからは個人が投資をしなければ将来貧困になる可能性が高いというのは様々な書籍やニュースでも言われています。

若手2左

そんなこと言っても投資なんてやったことないし、勉強する時間も無いよ!

こういった背景から「WealthNavi」のような誰でも手軽に投資や資産運用が出来るサービスが次々と生まれています。

とはいっても上記のような事を思う日本人がまだまだ多いのが現状ですし、投資に関して正しい知識を持っている人は少ないと思います。

「手軽さ」や「簡単」の裏にあるものとは?

「WealthNavi」のように誰でも手軽に投資が出来て、しかも将来お金を増やしてくれるなんて夢のようなサービスの裏側にあるものが「手数料」です。

先ほども解説しましたが、資産運用サービスのおかげで投資がより身近になる一方で、それに掛かるコストの部分に無頓着な人は多いと思います。

WealthNaviを利用する時の1%の手数料が「手軽さ」や「誰でも簡単に」の裏に潜んでいる正体です。

また、便利である一方で何に投資をしているか分からないし調べもしなくなるので、投資家が「思考停止」になる可能性もあります。

そのためWealthNaviを利用する際は、どの国にどんな資産がどのくらい投資されているのかくらいは時々確認しておく事を強くおすすめします。

さいごに

今回はロボアドバイザー投資の代表格ともいえるWealthNaviについて解説してきました。

メリットとデメリットを再度おさらいしておきます。

【メリット】
① 時間や手間をかけずにお任せできる

② スマホで手続きが完了できる
③ 金融庁が推奨する「長期・分散・積立」が誰でもできる
④ 長期運用の複利効果が期待できる
⑤ サービスが充実している【デメリット】
① 毎年1%の運用手数料が発生する
② 初回の投資金額が10万円必要になる
③ ネット上であまり良い話を聞かない

私は個人投資家として様々な投資サービスに挑戦したり日々勉強をしていますが、投資をする本来の目的は「お金を増やすこと」なので、多少の手間と時間を掛けてでも自分でしっかり理解して判断する事を心がけています。

ロボアドバイザーのようなサービスが各社から出てきたおかげで、投資がより私たちにとって身近なものになり誰もがその恩恵を享受出来る事は素晴らしいと思う一方で、自分自身でも経済や金融に興味を持って接する覚悟が必要になります。

この記事を読んでくれた方は、「手間を掛けるか」「お金を掛けるか」を考えた上でWealthNaviのサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

このブログでは会社員や学生さんの役に立つ情報や考え方を発信しています。

ぜひ興味があれば別の記事を読んでいただきお役に立てればと思います。

なおつん Lv.若手平社員

30代会社員のなおつんです。
このブログでは30代会社員の悩みを同じ会社員へ向け共有し、今日よりも明日へ一歩前進できるような記事を書いています。

私は製造業(メーカー)の営業系の部署で働いており、年に数回海外出張もします。

個人投資家として様々な投資案件もチャレンジしてFIREを目指して奮闘中です。
会社員や投資家の方にとって有益な情報を発信しています。

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