ポイントは「長期での資産形成」ではなく、毎月の配当や分配金といった不労所得を目的に戦略を組むこと。
年金や退職金を補う形で、新NISAを使った堅実な投資を行えば、生活にゆとりをもたらすことができます。
新NISAの基本をおさらい
新NISAでは、非課税保有限度額が1,800万円と大幅に拡充されました。
また、つみたて投資枠と成長投資枠が併用できるため、毎月の積立と配当狙いの投資を組み合わせることが可能です。
特に60代の方は、配当金を重視した投資信託や高配当株を選び、毎月の不労所得を生み出すことに注目しましょう。
毎月の不労所得を得る投資戦略
- 高配当株投資: 銀行株やエネルギー株、通信株など安定した配当を出す銘柄を中心に組む。
- 毎月分配型投資信託: 分配金を定期的に受け取り、生活費の補填に活用。
- REIT(不動産投資信託): 不動産からの家賃収入を原資とした配当を受け取れる。
例えば、年利4%程度の利回りを狙うポートフォリオを1,000万円で構築すれば、年間40万円(月3.3万円)程度の不労所得が期待できます。
リスク管理も忘れずに
ただし、「高配当=安全」ではありません。業績悪化や配当減配のリスクもあります。
そこで重要なのが分散投資です。株式・投資信託・REITをバランスよく組み合わせ、1つの資産に依存しないようにしましょう。
60代から始めるメリット
・退職金や預貯金を効率よく運用できる
・年金に加えて「第2の収入源」を確保できる
・新NISAなら配当金や分配金も非課税で受け取れる
つまり、60代から始めてもリスクを抑えつつ安定収入を目指せるのが新NISAの魅力なのです。
まとめ
新NISAは若い世代だけの制度ではなく、60代からでも不労所得を得るための有効な手段です。
毎月の生活費の一部をカバーできる配当戦略を組めば、安心してセカンドライフを楽しめます。
「投資はまだ早い」「もう遅い」という先入観を捨て、ぜひ新NISAを活用してみましょう。