インド経済は中長期で高い成長期待があり、「次の中国」とも言われるほど注目されています。人口増加、IT産業の発展、インフラ投資の加速など、投資家にとって魅力的な要素が揃っています。
この記事では、日本から投資できるインド株関連の投資信託を紹介し、選び方のポイント、リスク、将来の展望まで投資家目線で整理します。
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日本で購入できる代表的インド株ファンド
- iFreeNEXT インド株インデックス:大和アセット運用。Nifty50指数に連動。為替ヘッジなし。
- 野村インド株投資:野村アセット運用。アクティブ型でインド株式を厳選。
- インド中小型株ファンド(ガンジス):T&Dアセット。中小型株に特化。高成長だがボラティリティも高め。
- カレラ インド株式ファンド:インデックス型とアクティブ型の両方あり。費用率やパフォーマンス比較が可能。
インド株ファンドを選ぶ際のポイント
1. インデックス vs アクティブ
インデックス型はコストが低く、指数に連動するため予測しやすい。一方、アクティブ型は運用者の力量次第で高リターンも狙えるが、手数料が高めです。
2. 為替リスク
インド株式ファンドはルピー建て資産が中心。円高になるとリターンが相殺される可能性があるため、為替の影響を理解しておく必要があります。
3. 信託報酬・コスト構造
信託報酬が高いと複利効果が弱まります。年0.5〜1.5%程度が一般的ですが、純資産規模や運用効率もチェックしましょう。
4. 投資対象銘柄の分散性
Nifty50などの大型株中心か、中小型株中心かでリスクとリターンの振れ幅が異なります。成長重視なら中小型株も選択肢ですが、価格変動が大きくなる点に注意。
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インド株投資の主なリスク
- 政治・政策リスク:規制変更や選挙結果が株価に影響する可能性。
- 成長鈍化リスク:世界経済や資源価格の変動がインド経済に影響を与える。
- 流動性リスク:中小型株やテーマ型ファンドは売買が少なく、価格変動が激しい。
- 税務・手続きの複雑さ:海外資産を含むため、税務処理や購入手続きが煩雑な場合も。
将来の見通しとチャンス
インドは人口増加率、若年層比率、デジタルインフラの成長など、長期投資において強力な魅力があります。以下の要因がチャンスを後押しします:
- 政府のインフラ投資強化と産業政策の拡充
- 都市化・消費拡大による小売・金融・ITセクターの成長
- 外国直接投資(FDI)や多国籍企業の進出による企業収益改善
具体的に始めるためのステップ
- まずは少額から積立投信で慣れる
- インデックス型商品を中心にポートフォリオの1〜10%を配分
- コスト・税金・為替影響をシミュレーションして損益分岐点を考える
- 運用報告書や組入銘柄を定期チェックする
まとめ:インド株は“成長ポテンシャル + リスクあり”の投資先
インド株は高い成長ポテンシャルを持ちながら、政治リスクや為替変動などのリスクも抱えています。ですが、うまく選べば投資リターンをしっかり狙える対象です。
特に、手数料・分散性・為替の影響を加味した上で、自分の投資スタイルに合ったファンドを選び、中長期で保持することが大切です。
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