「投資で安定収入を得たい」「老後資金を準備したい」そんな方に人気が高いのが高配当ETFです。
株式投資は怖い…という方も、ETFなら少額から分散投資ができ、しかも定期的に配当が受け取れるのが魅力。2025年現在、インフレや金利動向で市場は不安定ですが、高配当ETFは着実に資産形成を支える心強い味方です。
高配当ETFとは?基本のキホン
高配当ETFとは、配当利回りが高い株式を集めて運用する上場投資信託です。
個別株と異なり、ETFは一つの商品で複数銘柄に分散投資できるため、リスクが抑えられる点が人気。たとえば以下のようなメリットがあります:
- 分配金が定期的に受け取れる
- 分散投資でリスクを低減
- 少額から投資可能
ただし、以下のデメリットも把握しておきましょう:
- 分配金が変動するリスク
- 信託報酬(手数料)がかかる
- 為替リスク(海外ETFの場合)
高配当ETFはどんな人に向いている?
高配当ETFはこんな方におすすめ:
- 配当収入で生活費を補いたい人
- 老後資金を準備したい人
- 長期投資で安定したリターンを狙いたい人
特にFIREを目指す人には心強い味方です。配当金は毎月または四半期ごとに入ることが多く、生活費の一部をカバーする「不労所得」としても魅力です。
高配当ETFの選び方|失敗しない3つのポイント
高配当ETFを選ぶ際のポイントは以下の3つです。
① 配当利回りだけを追いかけない
利回りが高すぎるETFは、元本が下落するリスクも高い場合があります。目安は3〜5%程度を狙うのがおすすめです。
② 経費率(信託報酬)に注目
経費率が高いと長期的にリターンが削られます。ETFは経費率0.1%前後の商品もあり、できるだけ低コストを選びましょう。
③ 分散性と規模を見る
投資対象が少ないETFはリスクが集中します。なるべく銘柄数が多く、運用資産が大きいETFを選ぶと安心です。
【2025年注目】おすすめ高配当ETF5選
2025年時点で注目されている高配当ETFを紹介します。
1. VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)
米国の高配当株に分散投資。経費率はわずか0.06%。配当利回りは約3.2%。
2. HDV(iShares Core High Dividend ETF)
生活必需品やエネルギーなどディフェンシブ銘柄を多く含む。利回りは約3.6%とやや高め。
3. SPYD(SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF)
S&P500から配当利回りの高い約80銘柄を均等に投資。利回りは約4.5%。ただし景気敏感株が多く、値動きはやや荒め。
4. SCHD(Schwab U.S. Dividend Equity ETF)
近年、日本でも話題のSCHD。配当成長株も多く含み、長期投資におすすめ。利回りは約3.5%。
5. DVY(iShares Select Dividend ETF)
米国の中小型株も含めた高配当ETF。分散性はやや低いものの、利回りは約3.9%と高水準。
高配当ETF投資の注意点
高配当ETFは魅力的ですが、次の点に注意しましょう。
- 配当金は減配リスクもある
- 税金がかかる(特に外国税控除を活用するのが重要)
- 市場の暴落で元本割れするリスク
一度買ったら放置するのではなく、年に一度はポートフォリオを見直すことをおすすめします。
まとめ|高配当ETFで賢く資産形成を!
高配当ETFは、資産形成やFIREを目指す投資家にとって非常に有効な選択肢です。
ただし「配当利回りが高い=必ず良い」ではないので、信託報酬や分散性も考慮した銘柄選びが大切です。
これからの時代、インカムゲインは精神的な安定にもつながります。ぜひ高配当ETFを賢く活用して、将来に備えましょう!