「新NISAで投資を始めたいけど、米国株とオールカントリー(全世界株)のどちらを選べばいいのか分からない…」
そんな悩みを抱える投資初心者は多いのではないでしょうか。
結論から言えば、どちらも素晴らしい選択肢ですが、それぞれに特徴やリスクが存在します。この記事では、米国株とオールカントリーを徹底比較し、あなたに合った選び方を詳しく解説します。
米国株投資とは?
米国株投資とは、アメリカの株式市場に投資する方法です。代表的なのはS&P500指数やNASDAQ100に連動する投資信託やETF。
米国株の大きな魅力は以下の通りです:
- 世界経済をけん引する巨大経済圏
- GAFAMをはじめとする成長企業が多い
- 株主還元(配当や自社株買い)が活発
過去の実績を見ても、米国株は長期的に堅調な右肩上がりの成長を続けています。
オールカントリー投資とは?
オールカントリー(全世界株)投資は、先進国から新興国まで世界中の株式市場に分散投資する方法です。
代表的なファンドは、
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- SBI・Vシリーズ 全世界株式インデックス・ファンド
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
全世界に投資するため、特定の国や地域に依存せず、世界経済の成長を丸ごと取り込めるのが魅力です。
米国株とオールカントリーを徹底比較
成長性の比較
過去20~30年の実績では、米国株が圧倒的なパフォーマンスを誇ります。S&P500は年率7~10%程度で成長してきました。
一方、オールカントリーは米国株ほどの爆発力はありませんが、世界全体に分散するため、急落リスクを抑えられるという強みがあります。
リスクの比較
米国株は好調な時は大きなリターンが狙えますが、米国経済に大きく依存するため、景気後退局面では大きく下落するリスクもあります。
一方、オールカントリーは国際分散投資によって、特定の国の経済リスクを分散できます。大暴落の際も比較的ダメージが小さく済む傾向があります。
コストの比較
両者ともに運用コストは低下傾向ですが、全世界株ファンドは米国株ファンドに比べると若干高い傾向にあります。
とはいえ最近では全世界株でも信託報酬0.1%台の商品が増えており、米国株投資とのコスト差は縮まってきています。
為替リスクの比較
米国株は米ドル建てのため、為替リスクを直接受けます。
オールカントリーも為替リスクはありますが、複数通貨への分散でリスクが多少緩和されます。ただし為替リスクが完全に消えるわけではありません。
投資初心者におすすめなのはどっち?
「結局どっちを選べばいいの?」と悩む方も多いはず。結論は:
- 米国株:成長性重視の人
- オールカントリー:安定性・分散性重視の人
長期で高い成長を狙うなら米国株が魅力ですが、リスクを抑えたいなら全世界株投資がおすすめです。
特に投資初心者は、まずオールカントリーで世界全体に分散し、投資に慣れてきたら米国株を追加するという方法もあります。
米国株とオールカントリーを併用する方法も!
実は「米国株 or オールカントリー」という二択ではなく、両方に分散投資するのも有効です。
例えば:
- 米国株インデックス:50%
- オールカントリー:50%
こうすれば米国の成長を取り込みつつ、全世界への分散効果も享受できます。新NISAではこうした柔軟な組み合わせができるのが魅力です。
まとめ|どちらも良い選択肢。大切なのは自分の方針
米国株とオールカントリーには、それぞれに確かな魅力があります。どちらが正解というものではなく、自分の投資方針やリスク許容度に合わせて選ぶことが大切です。
投資は長い道のりです。まずは自分が「安心して続けられる投資」を選ぶことを優先しましょう!
これから新NISAを活用しようと考えている方も、ぜひじっくり検討してくださいね。