「年収は?」、「貯金いくらあるの?」
こんな質問を飲み会やママ友の会話で受けた経験はありませんか?
実は、資産額をうかつに他人に話すことは、思わぬトラブルやリスクを招く可能性があります。
この記事では、資産額を他人に言うことがなぜ危険なのかを明らかにし、賢く自己防衛する方法を解説します。
1. 妬み・嫉妬による人間関係の悪化
最もよくあるのが、「そんなに持ってるの?いいなぁ…」という、表面上の賞賛の裏にある妬みや嫉妬です。
あなたが資産を築いた努力や時間を理解しない人からすると、単に「お金持ち=ずるい」という印象だけが残り、人間関係がぎくしゃくすることも。
特に職場や親戚、ママ友など、身近な関係でこじれると修復が困難です。
2. 詐欺や投資勧誘のターゲットにされる
資産額を知った相手が、悪意を持っていなかったとしても、話が他人に漏れることで、あなたの資産が危険にさらされる可能性があります。
- 怪しい投資話を持ちかけられる
- 不動産の営業にしつこく付きまとわれる
- 詐欺グループに情報が回る
お金があると知られると、あなたの元に「儲け話」が集まり、正常な判断を鈍らせることがあります。
3. 友人や親戚からの「貸して」攻撃
「ちょっと貸してくれない?」という言葉は、お金があると知られてしまうと急に現れます。
断ればケチと言われ、貸しても返ってこないリスクが高い。
最悪の場合、人間関係を壊すことに繋がります。
お金が絡むと、信頼していた人との関係も一変することを覚えておきましょう。
4. 子どもの教育や生活に悪影響を及ぼす
保護者同士の会話で「資産○千万円ある」などと口にすると、子ども同士の間で変な噂が立ったり、いじめの対象になることも。
「○○ちゃんの家ってお金持ちなんでしょ?」という無邪気な一言が、予期せぬトラブルの引き金になります。
子どもは親の価値観を敏感に感じ取るため、過度にお金の話をすると金銭感覚にも影響が出ます。
5. 資産管理が雑になる心理トリック
実は、「資産がこれだけある」と他人に話すことで、自分自身が油断してしまう心理効果があります。
「これだけ貯めたから、少しくらい無駄遣いしてもいいか…」という気の緩みが出ると、積み上げてきた資産もあっという間に目減りしてしまいます。
お金は静かに・堅実に増やすのが成功の近道です。
それでも聞かれたらどう答える?スマートなかわし方
とはいえ、友人や親戚との雑談で、資産額を聞かれることもあるでしょう。
そんな時は、以下のような言い回しでやんわりとかわすのがおすすめです。
- 「貯めたいとは思ってるけど、なかなかね~」
- 「まだまだ勉強中だから、ほどほどにやってるよ」
- 「老後に備えて地道に積立してるくらいかな」
ユーモアや自虐を交えながらかわすと、相手も深掘りしてこなくなります。
まとめ|資産額は「言わない」が正解
資産額を他人に言うことで生じるリスクは、人間関係の摩擦、詐欺リスク、心理的な油断など多岐にわたります。
信頼できる人であっても、「お金の話はしない」が鉄則です。
資産は“静かに育てる”もの。誰にも知られず、堅実に増やしていくことが成功への最短ルートです。