2024年からスタートした新NISAは、非課税投資枠が大幅に拡充され、多くの投資家に注目されています。
「新NISA、良いって聞くけど…実際いくら投資したらいいの？」「年収が低い自分でも使えるの？」
そんな疑問を解消すべく、今回は年収別に新NISAの活用プランを徹底シミュレーション！あなたの収入に合った現実的な投資プランを考えていきましょう。
新NISAの基礎知識をおさらい！
新NISAは、従来のNISAと比べて投資可能枠が大幅にアップしました。
- つみたて投資枠： 年間120万円
- 成長投資枠： 年間240万円
- 合計年間投資可能額： 最大360万円
- 非課税保有限度額： 1,800万円（うち成長投資枠は1,200万円まで）
つみたて枠は、金融庁が認めた低コストの長期投資向き商品が対象。成長投資枠は個別株や幅広いETFも購入できるのが魅力です。
年収ごとにシミュレーション！あなたはどこまで活用できる？
では、実際に年収ごとに新NISAの活用をシミュレーションしてみましょう！
年収300万円の場合
手取りはおおよそ220万円前後。生活費で多くを消費するため、投資に回せるのは月1〜2万円程度が現実的でしょう。
おすすめプラン：
- つみたて投資枠： 月10,000円〜20,000円（年12〜24万円）
- 投資対象は低コストインデックス投信がおすすめ
このペースでも長期投資なら複利効果で資産はしっかり育ちます。
例えば年利5％で20年間積立すると、月2万円の積立は約820万円に成長します。
年収500万円の場合
手取りは約350万円前後。月3〜5万円程度を投資に回すことが可能です。
おすすめプラン：
- つみたて投資枠： 月30,000円（年36万円）
- 成長投資枠： 余裕があれば年10万円〜20万円程度
- 投資信託の積立に加え、成長投資枠でETFや高配当株を検討
月3万円の積立を年利5％で20年間運用すると、元本720万円が約1,250万円に増える計算です。
年収700万円の場合
手取りは約500万円前後。月5万円以上の投資も視野に入ります。
おすすめプラン：
- つみたて投資枠： 月50,000円（年60万円）
- 成長投資枠： 年50万円〜100万円を目安に活用
- つみたてNISA対象ファンド＋成長投資枠で個別株やETFを組み合わせる
月5万円の積立を20年間、年利5％で運用した場合の想定資産は約2,050万円。
年収1,000万円以上の場合
手取りはおよそ700万円以上。新NISAの上限枠をフル活用することも可能です。
おすすめプラン：
- つみたて投資枠： 年120万円満額（毎月10万円）
- 成長投資枠： 年240万円満額
- ポートフォリオ分散を意識し、高配当株や海外ETFも選択肢に
年間360万円を20年間、年利5％で運用すると理論上の資産額は1億4,600万円超に達します（実際は相場変動あり）。
高収入層は節税メリットも大きいため、上限枠の活用をおすすめします。
新NISA活用の注意点
新NISAは非常に魅力的ですが、いくつか注意すべきポイントがあります。
- 運用益が非課税なのは新NISA枠内だけ
- 投資元本の保証はない
- 成長投資枠はハイリスクな商品も含むため注意
無理のない範囲で余剰資金を投資に回すことが大切です。
まとめ｜新NISAは年収に合わせて活用を！
新NISAは投資の幅が広がり、非課税のメリットを最大限活かせる制度です。
年収によって投資可能額は大きく異なりますが、少額からでも資産形成は可能です。まずは自分の収支を把握し、無理のない範囲で活用をスタートしてみましょう。
将来の安心のために、今から準備を始めることが大切です！